映画評 邦画

蛇イチゴ

投稿日:2007-04-10 更新日:

20090509_6912632003年 / 日本

監督 :西川美和

CAST:
宮迫博之、つみきみほ、
平泉成、大谷直子、笑福亭松之助

<STORY>
明智家の娘・ともこは、小学校で教師。同僚で恋人の鎌田との結婚を考えていた。父は仕事一筋。母親はボケ老人で持病を抱える義父の介護をひとりで請負いつつ家を守っていたが孤独だった。そんなある日、義父が亡くなる。葬式の当日、10年間も行方知れずだった長男・周治がひよっこり現れる。

<感想> 評価 ★3
「ゆれる」と出会った時から、日本映画界で私が今一番注目している監督・脚本家が西川美和氏である。
冒頭、笑福亭松之助師匠演じる痴呆老人が、見るに耐えないご飯の食べ方をするのだが、その環境の中で、家族(父・母・娘)がフツーに生活し、フツーの事だと受け入れようとしている状況がシュール過ぎて一気に引き込まれた。この映画の軸は、ヘンなのにヘンな事を、おかしいのにおかしな事を見えないフリ、気付かないフリで生きている現実を見せつけているように思った。
皆がマジメに生きようとすればするほど逆に滑稽であり、もの哀しいキモチが映像から溢れているように思った。
コミック・小説の映画化が一般的な映画業界において、脚本・監督をこなす西川美和氏の才能に感動し、今後の作品に期待している。  

-映画評, 邦画

Copyright© flap.... n@gi style   , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.