ドラマ(シリアス、ハートフル) 映画評

RED CLIFF Part Ⅰ/レッド・クリフ パートⅠ

投稿日:2009-03-23 更新日:

20090504_6890532008年/中国・日本

監督 :ジョン・ウー

CAST:
トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー
チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、
フー・ジュン、
中村獅童、リン・チーリン、
チャン・フォンイー

<STORY>
西暦208年。曹操軍に追われる劉備軍は孫権軍と同盟を結ぶため、軍師の諸葛孔明を孫権のもとに遣わした。しかし孫権軍では曹操に脅威を感じているものの非戦を唱える臣下が多く、同盟は容易に成立しそうもない。そんな中、孔明は赤壁で孫権軍の司令官・周瑜と出会い、そのカリスマ性に魅了される。一方の周瑜も孔明の人柄と戦術眼に驚嘆し、その存在を意識するようになる。そして二人は信頼を深め、共に戦う事を決意するのだった。

<感想> 評価 ★3.5
「三国志」の中の「赤壁の戦い」に焦点をあてた2部作のパート1。
とにかく、「三国志」と聴くだけで苦手意識が出て、今まで避けてきた。
だいたい、「三国志」って歴史なのか、中国文学なのかさえわかってないし。
しかし、本作はそんな私でも楽しめるように、三国である「魏(ぎ)」「呉(ご)」「蜀(しょく)」の関係、各々の国の情勢、人物相関関係などが理解できるように配慮しつつ話が進むので「三国志」に興味はあるけど、小説を読むのはNGと言う人にはお勧めかも知れない。

まずは映画の感想から。
三国志を知っているものからすれば、描いて欲しいシーン(たとえば趙雲の単騎駆けや、「長坂の戦い」など)があっさりだったり、描かれてなかったりしているらしく、物足りなさが残るらしいが、私のように知らないものとしては三国の君主の性格がわかりやすいし、パート1序盤の趙雲が劉備(りゅうび)の子供を助けるシーンや体系を八卦にするの後半の戦闘シーンはおもしろかった。
ワイヤーアクションは本作でも健在。
トニー・レオン演じる周瑜(しゅうゆ)は、彼の雰囲気に合っている役柄。史物や小説の中でも、周瑜(しゅうゆ)は美形で頭脳明晰らしく、パート2での活躍が楽しみ。
金城武は気品のある美形・頭脳明晰・冷静沈着な諸葛孔明(しょかつこうめい)を見せてくれた。あまり金城武を良いと思ったことのないけれど、アクションする金城武より今回の役柄の方が合っているように思う。中村獅童も甘寧(かんねい)を脚色し、新たに作った役柄:甘興(かんこう)を魅力的に演じてた。獅童くんを”いつも同じ演技”などと悪く言う人もいるが、甘興(かんこう)としてはいい雰囲気を出していると思う。
ただ、三国志を知らない私でも、ムダ?長い?と思うシーンをかなり丁寧に描いていたりする。
とくにこの手の作品に過剰なラブシーンは必要ないのに長いのだ。なんだか中だるみ、興ざめしちゃった感はある。パート2はないといいのに。

さて、三国志についてですが。
レッドクリフをきっかけに、初めて三国志の世界に入ってわかったのは、ギリシャ神話の「トロイ」や英国小説「指輪物語」などに似ていると言うこと。
少ない人数で大きな敵に勝つ戦術や、人の裏をかく鮮やかさなどが魅力のひとつ。中国名前が覚えにくかったりするからとっつきにくいけど、少しでもわかってしまえばなかなか興味深い世界。
「パート2」楽しみです!

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