ドラマ(シリアス、ハートフル) 映画評

THE LAST KING OF SCOTLAND *ラストキング・オブ・スコットランド*

投稿日:2009-04-03 更新日:

20090504_6887282006年/米・英

監督 :ケヴィン・マクドナルド

CAST:
フォレスト・ウィテカー、ジェームズ・マカヴォイ

<STORY>
1971年、スコットランドの医学校を卒業したニコラス・ギャリガンは、ウガンダのムガンボ村にある診療所で働き始めた。時は、軍事クーデターによってイディ・アミンが新大統領の座についた直後。ニコラスは怪我をしたアミンの元に呼ばれ、治療をしたことから、彼の主治医になることを命令される・・・。

<感想> 評価 ★4
この映画に全く興味がなかった。ただ、フォレスト・ウィテカーが'06年の米国の映画主演の賞を総ナメにしたと言うことと、この作品を観たいと言っていた人を数人知ってたことで印象に残っていた。おもしろくなかったら途中でやめてもいいかなと思いながら何となく鑑賞。
基礎知識ゼロで見始めたが意に反して冒頭から引き込まれた。
「1970年代」「アフリカのウガンダ」「大統領:イディ・アミン」どのキーワードも聴いた気がする程度の知識。でも、私が生まれてからの出来事である。
もちろん本作品は歴史を踏まえて脚色した作品でありノンフィクションではないのだが、イディ・アミンの常軌を逸した行動に衝撃を受けずにいられなかった。
作品の中に出てくるJ・マカヴォイ演じるニコラス医師は現実には存在しなかったらしい。
歴史的にイディ・アミンは「悪名高いウガンダ大統領イディ・アミン」だ。30万を越えるウガンダ国民を虐殺したため「黒いヒトラー」「アフリカで最も血にまみれた独裁者」「人食い大統領」と呼ばれたほど。本作ではそのアミンをF・ウィテカーが圧倒的なパフォーマンスで演じており、カリスマ性さえ感じた。行動的で豪快で陽気かと思ったら、命の危機、政権の危機に恐れおののき保身に執着し、蛮行を重ねる弱い部分との二面性を見事に演じきっていた。
映画脚色ではあるが、そのアミンに気に入られ、主治医に抜擢されるスコットランド医師ニコラスをジェームズ・マカヴォイが演じている。J・マカヴォイは端正な顔立ちにブルーアイが魅力的。現実を知らずに甘い理想に酔う白人を腹が立つ手前の演技で巧く演じていた。
J・マカヴォイ。始めて彼を知ったつもりでいたが、なんと「ナルニア国物語」のタムナスさんだった!
全く雰囲気が違うので最後まで気づかず。本作のJ・マカヴォイは魅力的。
この作品でアフリカがわかるワケではない。けれど知らないよりは知っているべきだと思う。
どこに惹かれたのかわからないが、私の心のどこかの琴線にかなり響いた作品だった。  

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