THE BLIND SIDE *しあわせの隠れ場所*

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20100901_17573292009年/米

監督: ジョン・リー・ハンコック

CAST:
サンドラ・ブロック、クィントン・アーロン、ティム・マッグロウ、
キャシー・ベイツ、リリー・コリンズ、ジェイ・ヘッド

5.0

<STORY>
父親の顔も知らず、母親とは引き離され、家も寝る所もない、ひとりぼっちの黒人少年、マイケル・オアー。凍てつくような真冬の夜、Tシャツと短パン姿で歩いていた彼に、声をかけたひとりの白人女性、リー・アン。彼女はマイケルを放っておけずに邸宅に泊める。最初は、憐れみだけだった。しかし、リー・アンはマイケルの瞳の中に、お金では決して買えない輝きを見つける。初めての自分の部屋、初めての自分のベッド、初めての愛し愛される家族に喜ぶマイケル。リー・アンと家族はマイケルから、すべてに感謝しながら生きる幸せを教えられる。
マイケルの後見人になったリー・アンは、学校の成績が悪い彼の隠れた才能を発見する。
アメリカン・フットボールの選手としてマイケルの持つ能力はぴったりだった。
“家族”の応援のもと、マイケルはたちまち注目の選手となり、あらゆる有名大学からスカウトが訪れる。だが、進路をめぐってマイケルは、リー・アンが自分を引き取った理由に疑問を抱き、言い争いの末に家を出ていってしまう。果たして彼らは、本当の家族になれるのか、それとも──?

<感想> 評価 ★4
2009年にプロアメリカンフットボールリーグのNFLのボルチモア・レイブンズに1順目23位で入団したオフェンスタックル、マイケル・オアーの高校時代を描いた実話だそうです。
この作品でサンドラ・ブロックは2010年アカデミー主演女優賞を受賞しました。
この作品が実話だと言うところが本当に素晴らしいと思います。人種を越え、貧富を越え、アメリカ社会では、子どもを社会が守ったり、後見人となり援助したりするシステムが出来上がっているんですよね。今の日本では考えられないことだけれど。
サンドラ・ブロックが演じた女性、リー・アンを私は尊敬するし、彼女のような「ママ」になりたいと思う気持ちもあります。「愛溢れるママでありたい願望」かな。
「愛はすべてを救う」ってほんとう?と思う時もありますが、マイケルとリー・アン家族を見ていると、愛を与えるものも、与えられるものもすべてがそれを望み、互いを慈しみ合えば可能なことなんだと思うのです。
この作品のサンドラ・ブロック、いいです。好きだな。彼女に適任の役だったと思います。エンディングロールで流れる本当のリー・アンと家族、マイケル・オファーの写真がどのキャストとも似ていて、今も実在している人たちを描くために雰囲気の近い人たちをキャスティングしたのかも知れませんね。
若い頃のサンドラ・ブロックはあまり好きじゃなかったのだけど、最近のS・ブロックには注目しています。

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