歌舞伎 観劇記

シネマ歌舞伎2014 5月「大江戸りびんぐでっど」

投稿日:2014-06-01 更新日:

作・演出:宮藤官九郎
CAST:市川染五郎、中村七之助、中村勘三郎、中村福助、中村橋之助、
    中村勘九郎、中村扇雀、坂東三津五郎、坂東彌十郎
    中村獅童、市川猿弥、井之上隆志、片岡亀蔵、片岡市蔵、市村萬次郎
※ 2009年,12月歌舞伎座

<STORY>
「屍、貸します」
時は江戸時代、処は大江戸。くさや汁を浴びた死人が“ぞんび"として生き返った。人に噛みつき増え続ける“ぞんび"に江戸の町は大騒ぎ。くさやの名産地新島出身の半助は、くさや汁を体に塗ることで彼らを従わせることに成功。人間の代わりに“ぞんび"を働かせる人材派遣会社「はけんや半助」を起業し当たる。
半助は同郷のお葉にずっと思いを寄せており、お葉を追って江戸へやってきた。一方、お葉は新島で夫を盗人の殺されたため、江戸へ出てきたのだった。そのお葉に思いを寄せる半助。しかし、半助は新島での出来事をお葉にはけして話せないのだった。

<感想>  評価 ★ 3.5
時代背景は江戸時代ですが、セリフは現代語。心地良いテンポで進むので気楽に笑って観劇しました。
もはやこの作品は歌舞伎ではありません。歌舞伎役者演じる現代劇です。
最近、病気から復帰された坂東三津五郎さん。私、この人好きです。歌舞伎を見る毎に好きになって行く役者です。以前はむしろ好きじゃない方でしたが。TVドラマにもたまに出演されてますね(「古畑任三郎」で将棋士犯人役、「うぬぼれ刑事」の教授役など)。たいていが、しゅっとした二枚目役が多いですが、歌舞伎で見る三津五郎さんは、阿呆ぅ役から古典までと芸幅がほんとうに広いです。
本作の流浪剣士:四十郎。とっても良かったです。
シネマ歌舞伎で何度も見ている中村扇雀さん。ダンスしてる姿も様になってました。
若手に染五郎さん、七之助さん、勘九郎さん、みんな上手いです。
クドカン脚本が特別好きなワケではありません。「あまちゃん」も見ていないし(笑)
しかし、日本のドラマをあまり見ない私が、(コレはおもしろい!)とハマった作品「うぬぼれ刑事」「11人もいる」は共にクドカン作品でした。クドカン作品の魅力を一言で言うのはむずかしいけどれど、最初に巻かれたパーツが、のちに繋がったり、おぉ~、そう来るか!と思うことが魅力のひとつと思っているんですけど、本作ではそこの魅力は発揮されてなかったなぁ~とは思いました。
歌舞伎の舞台にソンビが登場したり、下ネタがあったりと歌舞伎ファンからすれば(ありえない!)とお怒りになる作品でもあるでしょうけれど、役者さん皆が生き生きと楽しそうに演じてらして、私はコレもありと思います。

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