歌舞伎 観劇記

平成中村座「怪談乳房榎」 2014年NY公演

投稿日:2014-10-08 更新日:

平成中村座は、中村勘三郎さんが立ち上げ、仮設劇場を設営し主要都市だけでなく、地方都市や海外で公演する現代の「江戸の芝居小屋」をイメージした一座です。

今年の7月、父親の意志を継いで、勘九郎さん、七之助さんが「平成中村座」として7年ぶりにNY公演をされました。
それが「怪談乳房榎(かいだん ちぶさのえのき)」です。

この「怪談乳房榎」は'90年に勘三郎さんが復活させた演目。
なんと言っても見どころは、勘九郎が三役(重信、正吉、三次)を演じるところ。
それぞれ特徴のある役柄を瞬時に演じ分けるだけでなく、何度も早替わりを見せてくれます。
その早替わりはあまりの鮮やかさと早さにTV画面に向かって拍手してしまうほど。

20141008_975852CAST:中村勘九郎、中村七之助、片岡亀蔵、中村獅童

<あらすじ>
江戸の絵師・菱川重信(中村勘九郎)は、妻・お関(中村七之助)と仲むつまじく暮らしていた。そんな中、彼のもとへ浪人の磯貝浪江(中村獅童)が弟子入りしてくる。数日後、腹痛を起こした磯貝が重信宅に宿泊。実は腹痛は仮病で磯貝の狙いはお関だった。重信が画業で留守の折、磯貝はお関に言い寄る。ある日、磯貝は自身の過去の悪行を知るうわばみ三次(中村勘九郎)の来訪を受け、彼を追い払う。やがて重信を邪魔に思い始めた磯貝は、重信の下男・正助(中村勘九郎)を巻き込み重信を殺害。磯貝が夫殺しの首謀者だと知らないお関は、四十九日の後、皆に勧められるがままに磯貝と結婚してしまう。その後、磯貝は重信とお関の幼い息子・真与太郎の殺害もたくらみ、正助に真与太郎を井戸へ突き落とさせるが、井戸から真与太郎を抱きかかえた重信の幽霊が出現。重信の幽霊は正助に、真与太郎を成人するまで育て、磯貝を討たせるよう命じる。

<感想>
勘九郎さん、勘三郎さんに本当に似てきました。似ることだけが良いことではないけれど、勘三郎さんファンからすれば、勘三郎さんの雰囲気を持つ勘九郎さんを見て胸が熱くなります。
まるでマジックショーのように、ものの3秒ほどで着物ごと入れ替わるその秘技は(おぉぉ~)と思わず声が出るほどです。
勘九郎さんの一人舞台と言ってもいいぐらい。
素晴らしかったです。
あらすじもわかりやすい演目ですから、日本でもまたこの演目で地方公演をしてもらいたいです。
その時は、絶対に見に行きます!
WOWOW鑑賞

-歌舞伎, 観劇記

Copyright© flap.... n@gi style   , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.