2006年 / 米 監督 :マイケル・マン CAST: コリン・ファレル、ジェイミー・フォックス、 コン・リー、ナオミ・ハリス、 エリザベス・ロドリゲズ |
<STORY>
豪邸や別荘が建ち並び、本物のセレブが集うマイアミの街。しかし、南米に近いマイアミは国際的犯罪組織にとって密輸の重大な中継地になっていた。マイアミ警察の特捜課(バイス)刑事、ソニーとリカルドは潜入捜査任務についていた。今回の新たな任務は、南米にある密輸組織の潜入捜査。大がかりな組織の潜入なので危険リスクが高かった。潜入捜査中、ボスの秘書:イザベラとソニーは恋に落ちてしまう。しかし、その許されぬ恋がソニーたちをさらなる危険に導いていく。
<感想> 評価 ★4
アメリカTVシリーズの映画化。予備知識ゼロで見ても十分楽しめる。
TVシリーズでは、ヒットチャートのR&Bがかかり、ナイトクラブシーンが良く出てきて(これぞアメリカ!)と憧れたそうだ。本作品も、そのイメージをベースに現代風にアレンジ。主題歌のジェイZ&リンキンパーク『NUMB/ENCORE』がカッコ良く、観たい気持ちを倍増させてくれた。
刑事ものの潜入捜査はベタな設定。麻薬、密輸、銃撃戦、金、女・・・どの素材も使い古されたものだがそれでも前半1/3を過ぎてからは物語に引き込まれていった。
マイアミの青い海をパワーボートが疾走し、広大な空をプライベート・ジェットが飛び、道路を高級車で駆け抜ける。観てるだけでワクワクするような乗り物を乗りこなすコリン・ファレルがカッコいい♪ また、ファレルと恋に落ちる中国系のコン・リーはアジアン・クール・ビューティー。映画が甘い恋愛映画になってしまわずにスタイリッシュな雰囲気を維持できたのは、仕事の出来る頭のいい強い女をコン・リーが演じきったからだろう。ソニーとリカのペアがウリのマイアミ・バイスも、この作品についてはジェイミー・フォックスの影が薄いのが残念。
以下、ネタバレ 少々 ↓
不満が残るのは、結局、犯罪組織のボスは捕まらず、ソニーとリカを含む潜入捜査官達の動きが密輸組織にバレていると言うリーク元の解明もないまま終わってしまった点だ。これって続編の為のアプローチ?なのだろうか。上映時間2時間45分。時間的に流すしかなかったのかも。
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