2010年 / スペイン、仏、メキシコ 監督:イシャー・ボライン 脚本:ポール・ラヴァティ CAST: ルイス・トサル、ガエル・ガルシア・ベルナル、 ファン・カルロス・アドゥヴィリ |
<STORY>
「コロンブスの新大陸発見」の映画を撮るために、コストの安いボリビア、コチャバンバへやってきた監督のセバスティアン、プロデューサーのコスタらの一行クルー。エキストラの募集に多くの市民が並ぶ中、セバスティアンはダニエル親子を見つけ、重要な配役で参加させる。しかし、町では欧米企業が水道事業を独占し水道料金を大幅に値上げ、住人たちが苦しんでおり、抗議行動から、政府との闘争へと悪化していく。
<感想> 評価 ★4
ガエルが大好き。久々にガエルくんが見たいなと言う不埒な考えでレンタルした映画は、想像以上の社会派作品でした。
この作品の魅力は、15世紀の出来事であるコロンブスの新大陸発見、先住民族を支配した経緯と、現在起こっている欧米企業の水道事業独占による住民抗議とが重なりながら展開されていくところにありました。この構成がドキュメント作品と映画作品との差でしょう。
このボリビアの「水戦争」は2000年の出来事。つい最近のコトなんです!
ボリビア人のダニエル役の俳優がとても素晴らしかったです。
ガエル目当てで見たけれど、主役はコスタ役のルイス・トサルです。先進国に住み、不自由のない生活をしているコスタが出会うボリビアの真実、ひととの出会いを丁寧に描いた作品でした。
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