2013年 / 米 監督:マシュー・トンプソン CAST: ジェニファー・モリソン、ジョシュ・スチュワート スティーヴン・ライダー |
<STORY>
米国首都ワシントンDC。軍の医療施設でPTSDのカウンセリングを受けていたオールズマン軍曹、ディエゴ上等兵、そして女性士官ホワイト大尉の3人が、乗り合わせたエレベーターに閉じ込められてしまう。一向に救助が現われない中、彼らは携帯電話でネットにアクセスし、首都が核攻撃を受けたらしいことを知る。自宅に残した娘が気がかりで焦りを募らせるホワイトをはじめ、3人は次第に隠された人間性をあらわにじはじめる。
<感想> 評価 ★2.5
シチュエーションスリラーっぽい設定「3人の男女の軍人が1台のエレベーターに閉じ込められる」から「CUBE」をイメージしていましたが、違います。むしろ「es エス」と似た設定。
今回の閉じ込められる3人は、皆、中東からの帰還兵。各々PTSD(心的外傷後ストレス障害)で現在治療中。
ホワイト大尉は、敵の捕虜になり、拷問を受けた挙げ句、尋問に白状してしまったことへのトラウマ。
オールズマン軍曹は、非武装地区に爆撃し、多数の民間人死者を出したことのトラウマ。
ディエゴ上等兵は、同じ部隊の仲間を見捨て、自分が助かったことへのトラウマ。
そうでなくても精神状態が不安定な3人が、一種の極限状態に置かれることによって、ひとはどう考え、行動するか・・・
そもそも映画宣伝で、映画の魅力を半減するようなPVが作られている。その情報を知らずに観るからこそ面白いのであって、知って観るなら大失敗B級映画だ。配給会社は、バカですか?
以下、ネタバレあり
結局、これは軍の極秘心理実験だったワケです。PTSDが兵士に多く起こり、それを少しでも押さえるクスリの開発のための実験だそう。それにしてもひどいことをするもんだ。
このたった一行を知って観るのか知らずに観るのかで、面白さが変わります。
ちなみに私は知らずに観たので、それなりには楽しめました。
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