2002年/英・米 監督 :ダニー・ボイル CAST: キリアン・マーフィ、ナオミ・ハリス、 クリストファー・エクルストン |
<STORY>
霊長類研究所にある夜、動物愛護活動家たちが侵入し、チンパンジーを解放しようとする。研究者が、「人格が崩壊し凶暴化する感染病」に罹っているからと制止するのも振り切りチンパンジーを解放した直後、活動家の一人がチンパンジーに噛まれて豹変、仲間に襲い掛かる。その病気は血液が体内に入った30~40病後に症状を表す強烈な感染病だったのである。―そして28日後。交通事故で昏睡状態に陥っていた自転車メッセンジャーのジムは、ロンドン市内の病院の集中治療室で意識を取り戻す。ベッドから起き廊下をさまようジムだったが、院内にはまったく人の気配がなかった。人の影を求めて街へ飛び出したジムは、そこで驚くべき光景を目にする。
<感想> 評価 ★3
いわゆるゾンビ・パニック映画。ホラージャンルなのだろうけど、本作はけしてホラー色だけではなかった。
ウィルスに感染し凶暴性をもった人間が、正常な人間を襲うシーンはゾンビものと似ているが、死んで生き返っているワケじゃないんだからゾンビとは違うのかも?
しかもその早いゾンビ風ウィルス感染者の足が速くて怖い。
英国軍人が出てきて(自分達の世界)を築くことで生きる意味を持とうとするあたり、同じ監督だけに「ザ・ビーチ」と微妙に似ているが、彼はいつもソレが言いたいんだろう。
ソレとはつまり、本能だけで生きる生物ではない人間の「人間らしさ」を問いかけたいのだろうと。
「ザ・ビーチ」のディカプリオのように、この作品でも主人公:ジムが絶望感漂う終末世界の中でも未来に希望を託し戦う心の軌跡は描けていたろ思う。が・・・そう言う部分といわゆる「ゾンビパニック映画」との両面に重心をおいて作った作品としてはキレイにまとまっていると思う。「ゾンビ・パニック映画」好きにはお勧めだけど、ダニー・ボイルの作品tして観るなら「ザ・ビーチ」が苦手な人にはお勧めできないかも知れない。
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