2002年/米・英 監督 :ポール・ウェイツ、 クリス・ウェイツ CAST: ヒュー・グラント、ニコラス・ホルト、 レイチェル・ワイズ、トニー・コレット |
<STORY>
ウィルは38歳、独身、無職。クリスマス・ソングの一発ヒットを放った親の遺産で暮らしている無責任男。
女性と付き合っても2ヶ月で終わり、責任のない付き合いばかり。後腐れないシングル・マザーをゲットするべく参加したサークルで、スージーと出会う。彼女とデートをとりつけたが、そこにスージーの友人の息子・12歳のマーカスもついてくる。こうして出会った38歳と12歳の男子の関係は思わぬ方向へと進んでいく。
<感想> 評価 ★4.5
良かった。
ハートフルでライトコメディタッチに仕上げていて、ウィットに富んだジョークが散りばめられており笑えるシーンも多い。淡々と流れる現代社会の日常の中に、人との関わりを避け、逃げてばかりで楽を選ぶんじゃなく、たまには自分や、他人と向き合うこと、大切だなと感じさせられる映画。責任から38年間逃げ続けてきた「カラッポ男」をヒュー・グラントがまさにハマリ役で演じている。イギリスの香りのする優男役をさせてたらハマリ役のヒューだけど、プレイボーイやリッチな御曹司役よりも、この映画のように、不安を抱えながら現実から逃げてるウィル役はヒューでしかできない役だと思う。年齢を重ねて今、ノリにノッてるヒュー。
子役を使った映画が苦手な私は、最初引き気味に見ていたが、中盤から映画の中にぐいぐい引き込まれていった。マーカス役のニコラス・ホルトが映画の出だし、可愛く見えなくて、全然魅力を感じなかったのに、映画の中盤以降、そのキモチが全部ぶっとぶ程魅力的に見えてくる。だから子役は怖いゾ。テンポが良くて、感動を強要する訳でもないのにナゼか心にジーンと来る。その自然な感じがいい。見終わったあとに心の中がぽわっと温かくなった。
ヒューの映画を見るならコレ一押し!!
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