2004年/韓国 監督 :パク・チャヌク CAST: チェ・ミンシク、ユ・ジデ、カン・ヘジョン 2004年 カンヌ映画祭グランプリ賞 |
<STORY>
ごく平凡な人生を送っていたオ・デス(チェ・ミンシク)はある日突然拉致され、気がつくと小さな監禁部屋にいた。理由も分からぬまま15年間も監禁され続け、突如解放される。復讐を誓うデスの元に現れた謎の男(ユ・ジテ)は、5日間で監禁の理由を解き明かせと命じる。
<感想> 評価 ★4
突然の拉致監禁、そして突然の解放。
オ・デスは思う「ナゼ俺を15年も監禁した?」と。
監禁した相手に復讐心を燃やすオ・デス。
その彼に与えられたキーワードは「今までの人生を復習しろ。そして思い出せ」だった。
この映画はちゃんと映画の中で理由を示し、謎を解き、そして新たな苦しみさえ与えて終わる。途中間延びするところもあったがモヤモヤしたまま終わらない。
15年も監禁された理由は意表をつくものではないがそれがより人の怖さ、怨念の深さを示すような気がした。そして何よりも主演のチェ・ミンシク、彼は本当に素晴らしい。冒頭、大酒飲みの酒乱でオンナにだらしくなく小太りな万国共通のまさに中年おぢさんを見せながら→監禁されてからは1年、3年、7年・・・11年、15年監禁の期間を経るごとに凄みが加わり変化していくオ・デスをものの見事に演じており、冒頭のオ・デスとラストの狂気に満ちたオ・デスが同じチェ・ミンシクが演じてるの?と思う程である。
Story的に何度も見て楽しむ系ではないが見る価値は十分ある。韓国映画、あなどるなかれ!
コメント待ってます♪