1997年/米 監督 :アンドリュー・ニコル CAST: イーサン・ホーク、ジュード・ロウ、ユア・サーマン、 ローレン・ディーン、アラン・アーキン |
<STORY>
遺伝子工学の発達によって優秀な遺伝子を組み合わせて生まれた「適性者」が支配し、人間の生活も固定化されてしまった未来世界。
そんな世界で、自然出産で生まれた「不適性者」のビィンセント(イーサン・ホーク)は、宇宙飛行士になる夢をかなえるため、遺伝子適性をごまかして宇宙局「ガタカ」へ入社。しかし、ある日社内で殺人事件が起きて、ヴィンセントが犯人と疑われてしまう。
<感想> 評価 ★4.5
GATTACAとは、人が人。犬が犬であると決定づけるDNAの4つの物質の頭文字を取り付けた社名。アデニン・グアニン・チミン・シストミンのことだと言う。
近未来ものなのに温かな温度を感じる映画だった。デジタル化され、遺伝子まで操作される世の中にあっても人間である以上、夢を見、その実現の為に努力すれば不可能も可能になる。そして人を愛する気持ちは不変だと言うことを描いた映画と感じた。
アイリーンに想いを寄せたジェローム(ビンセント)が彼女を抱いた翌朝、ベッドに落とした自分の髪の毛を見つけ不安に駆られ浜辺で身体中の体毛・皮膚片を削ぎ落とすシーンは見ていて切ない。またラストの検査官とジェロームのやりとりが小粋でよかった。
モチロン、多少無理矢理なところがある。
ジュード・ロウとイーサン・ホークがどれだけ遺伝子的に同じでも見た目が違うんだからバレない訳ないだろ~よ?っと言う細かい部分はこの際削ぎ落として観て欲しい。
映画の中でイーサン演じるジェロームが弟に訴えるセリフ
「僕に何ができる?と決めつけるな。僕は誰からの救いも求めていない」
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