1995年/米 監督 :リチャード・リンファイター CAST: イーサン・ホーク、ジュリー・デルビー |
<STORY>
マドリードまでやって来た傷心のアメリカ青年・ジェイシーと、ブダペストの祖母に会いに行った帰りのフランス女性・セリーヌは列車の中でふとしたきっかけで話し、意気投合する。まだまだ話し足りないジェイシーはセリーヌをウィーン観光に付き合って欲しいと頼む。それにOKしたセリーヌとふたりで1日だけのウィーンデートを楽しむことにする。時間制限のあるデートを楽しむふたりの話し。
<感想> 評価 ★4.5
観ていてキモチのやさしくなれる私の大好きな映画!
映画の中に流れる時間と空気感がとても好き。私の中でラブストーリーNo.1。登場人物は90%イーサン・ホークとジュリー・デルビーだけ。ふたりの会話のみで構成される。恋愛映画にしては珍しく、ウィーンの町並みを背景に、恋とか愛とかには関係ない生き方や家族の話、未来への不安や展望を会話し続けながら惹かれ合ってゆく様子を映像化している。フランスとアメリカの超遠距離恋愛になることと、出会いの曖昧さに1日限りと約束しながらも(もっと一緒に。ずっと一緒に)と願う気持ちが切ない。ウィーンはキレイな街だし、シャイなイーサン・ホークがキュート♪理屈っぽいセリフをずっと読まなければならないので(字幕スーパーの場合)講釈の多い映画が苦手な人には不向きかな。
好きなシーンは、観覧車のシーン、パブで電話のかけっこをするシーン。ふたりが別れる朝のハープオルガンのシーン。何度観ても切なくなります。
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