2002年/スペイン 監督 :イザベル・コイシェ CAST: サラ・ポーリー、マーク・ラファロ、 スコット・スピードマン |
<STORY>
アンは23歳。家族は失業中の夫と二人の娘。すぐ側にママも住んでいる。パパはもう10年も刑務所にいる。
ある日突然、腹痛に倒れて病院で検査を受けると、「あと2ヶ月の命」と宣告される。家族にも誰にも話さない。そう決めたアンは、深夜のカフェで独り、「死ぬまでにしたいこと」リストを作る。それは10項目のリストになった。その日から始まったアンの死ぬための準備。それは同じことの繰り返しだった毎日を生き生きと充実した瞬間に変えていった。しかし、その時は刻一刻と近付いていた…。
<感想> 評価 ★4
ミニシアター系映画。
『トーク・トゥー・ハー』と『オール・アバウト・マイ・マザー』のペドロ・アルモドバルが製作総指揮をした事でも話題となった映画。見終わった瞬間よりも時間が経てば経つほど心に”ぐっ”と来るモノがあった。
「死」をテーマにした映画は好きではないが、この映画は心に残る。
彼女の決めた「死ぬまでにしたい10の事柄」については、賛否両論あり、受け入れられない人には絶対納得できない映画だと想像できる。特に男性にはNGだろう。でも私は23歳の女性が「死」を前にしてきれい事だけで生きちゃう方が不自然だと思うし、「アンと言うひとりの女性・母親・妻・娘」が精一杯生きた証を十分感じることができたからこそ見終わったあとでも悲壮感よりもすがすがしいさっぱりした感情を持つことができたのだと思う。
女性にはぜひ見て欲しいと思う。また、邦題の「死ぬまでにしたい10のこと」と言う題名よりも原題の「MY LIFE WITHOUT ME」と言う方が絶対いいと思う。
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