2006年/米 監督 :アンドリュー・ディヴィス CAST: ケヴィン・コスナー、アシュトン・カッチャー メリッサ・サージミラー |
<STORY>
沿岸警備隊のベン・ランドールは200名以上の遭難者の人命を救ってきた伝説のレスキュー・スイマー。しかし、任務中の思わぬ事故によりに大切な相棒を失い、心身に深い傷を負ってしまう。上司の配慮で一度現場から離れ、レスキュー隊員のエリートを育成する“Aスクール”の教官として赴任する。彼はそこで、元高校の水泳チャンプだった訓練生、ジェイク・フィッシャーと出会う。死と隣り合わせの危険な任務に当たるアメリカ沿岸警備隊を舞台に繰り広げられる訓練生の葛藤・絆・成長を描いた作品。
<感想> 評価 ★3.5
ハリウッド版「海猿」風作品。
実は私、「海猿」を見ていないので比べようがないのだけど。
最初にハッキリ言い切るがStoryに新鮮味はない。昔懐かしい「愛と青春の旅立ち」「トップガン」と似た空気感。鬼教官との関係・訓練期間中に出来た彼女、卒業したら別れること前提の付き合い、過去の出来事がトラウマになっている、訓練生同士の友情e.t.c・・・・。
だけど、ケヴィン・コスナーの渋い演技が重厚感がありカッコいいし、ジェイク演じるアシュトンは青臭い自信家の訓練生をスマートにキュートに演じている。
映像も荒れ狂う海(ベーリング海峡らしい)を再現したSFXは迫力満点、訓練シーンはジミだけど、その分リアル感があり飽きることなく見れた。
ラストも・・正直意表をついたものではないけれど、伝説の救護士:ランドールが言ったセリフをポイントポイントでジェイクが使うなどStoryの繋がりもあり、自己犠牲の中で人を助ける誠実な態度はいつ見ても感動せずにはいられません。それがたとえ映画でも。
いつまでも心に残る作品か?と聴かれたらそうではないかも知れないけれど、「愛と青春・・」や「トップガン」を知らない世代には心の残る青春のヒューマンドラマになる1作かも。
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