2002年/米 監督 :ディヴィッド・アットウッド CAST: ガエル・ガルシア・ベルナル、パトリシア・ヴェラスケス ピクトル・フーゴ・マルティン |
<STORY>
キューバがスペインからの独立後は実質アメリカの政権下にあり国民はアメリカに搾取され続けていた。自国を取り戻すために市民デモが活発になる中、革命家立ち上がった。頭角を現したのが弁護士だったフィデル。
フィデルたちはゲリラ戦を展開し、自由を勝ち取ろうとする。そこにチェ・ゲバラが加わり、勝利するのだが・・・。
<感想> 評価 ★2.5
ガエルファンで「モーターサイクル・ダイアリー」のチェ・ゲバラ演じるガエルくんに興味を持ってしまったが故に見た作品だが、完全にジャケ写に騙された。
これ、チェ・ゲバラの話ではない。原題は「フィデル」。フィデル・カストロの半生を描いた作品なのだ。チェ・ゲバラ演じるガエルくんは脇役。しかも、チェ・ゲバラの魅力を描かず、やたらと冷酷な人間として描かれている。
いまだに世界中で高い人気を誇るチェ・ゲバラだけど、この映画を見る限りでは、ゲバラはキューバの英雄だったのか、それともただの過激派、冷酷・非人情人間だったのかわからなくなる。
カストロにしても、彼はキューバの英雄なんじゃないのか?この映画では悪者の印象で終わる。
仕方がないのかな、制作がアメリカ。「キューバ革命は失敗だった」という印象を強調したいのはアメリカ側からの見方なのだろう。
そんなワケで、キューバ歴史に疎いものがこの作品を見ても正しい歴史認識はできないと思う作品。
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