2006年 / 仏、伊 監督 :ミシェル・ゴンドリー CAST: ガエル・ガルシア・ベルナル、 シャルロット・ケンズブール アラン・シャバ、エマ・ドゥ・フーヌ |
<STORY>
心機一転、新しいスタートを切ろうとメキシコから母親を頼ってパリにやって来たステファン。ところが、紹介された仕事は望んでいたイラストレーターではなく、退屈なカレンダーの製版係だったのでがっかり。そんな矢先、アパートの隣りに素敵な女の子ステファニーが越してきて俄然恋愛モードに。が、シャイな性格ゆえ夢の中でしか思い通りに行動できず、虚しく空回りするばかり。そのうち夢と現実の区別がつかなくなってゆく…。
<感想> 評価 ★3
大好きなガエルくんの久々の甘~い恋愛映画か!?と思いきや、夢と現実の区別がわからない、私には統合失調症!?としか思えないSTORYでちょっとガッカリ。
ガエル演じるステファンは、不器用で冴えない、要領の悪いダメ男くん。独創的でアーティステックで妄想癖がある。そんな彼が隣に引っ越ししてきた知的でセンスのある少し変わった女の子を好きになってしまうのだが、うまく思いを告げられず、すれ違い、誤解され・・・うんぬんと言う内容。理論性を求めず、感じるままに観るべき作品だろう。
きっとハマれたら気持ちいい♪お話ではないかと思う。残念ながら私はハマれず。ハッキリとわかったのは、私は[夢と現実の区別が曖昧な無秩序なStory]が苦手だと言うこと。
そんなワケでのめり込んで観れなかったが、映画の中に出てくるステファンTV番組の段ボールで作ったカメラや、ドラえもん顔負けの発明品「1秒タイムマシン」、ポップでシュールな「災害論カレンダー」、クラフトの小物などはポップでとても可愛かった。
また、ステファニー役のシャルロット・ケンズブールはあのジェーン・バーキンの娘(驚き)今回の役どころにはとてもあっていた。
監督は「エターナル・サンシャイン」で、彼女との記憶を頭から消去しようとする切ないStoryで評価を得たミシエル・ゴンドリー。本作品も同じ路線。違うのは前作はチャーリー・カウフマンが脚本を手がけているが本作品は脚本・監督ともにゴンドリー氏の点。そう言う意味では彼の表現したいことをストレートに題した作品なのだろう。
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