冷静と情熱のあいだ ROSS 江國香織 著

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<あらすじ>
穏やかな恋人と一緒に暮らす、静かで満ち足りた日々。
これが私の本当の姿なのだろうか。
誰もが羨む生活の中で、空いてしまった心の穴が埋まらない。
10年前のあの雨の日に、失ってしまった何よりも大事な人、順正。
熱く激しく思いをぶつけあった私と彼は、誰よりも理解しあえたはずだった。けれど今はこの想いすらも届かない―。永遠に忘れられない恋を女性の視点から綴る、赤の物語。

<感想>
辻仁成の「Blu」は順正の方から、
江國さんはあおいの方から同じ恋愛を描くと言う手法はなかなか興味を惹いた。
私は両方読んだけれど、あおい側から書いた<Ross>の方が好き。
恋人のすれ違いと言うのはこうして生まれるのかも。

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