<あらすじ>
引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。
初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。
彼の標的は・・・たった1冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、
なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!
注目の気鋭が放つ清冽な傑作
【第25回吉川英治文学新人賞受賞】
<感想>
中3の息子が「後半1/3からおもしろいから!」と勧めてくれたので
久々に伊坂小説を読んだ。
推理小説や映画が好きでかなり読んでいるからか、散りばめられたパーツで
前半1/3あたりで大筋の展開は読めてしまったけれど、完全にわかったワケではなかったのと、
どんどん加速するStoryに引き込まれて、最後まで読まされた。
で、結果、(おぉーそうくるか!?)と。
この小説は中村義洋監督が瑛太主演で映画化している。どう構成し、どう映像化したのか興味が出た。
小説を読んで映画を観るとガックリくることが多いが、映像次第では映画もおもしろいかもと思う。
文章がお洒落で小気味良く、若年層の男性は読みやすいだろう。
ちなみに、個性的なタイトル「アヒルと鴨のコインロッカー」の意味も小説を読み終える時にはわかります。
コメント待ってます♪