深夜特急 1~6巻 沢木耕太郎 著

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<内容>
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く―。
ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや…。1年以上にわたるユーラシア放浪が、今始まった。
いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ。

<感想>
数年前の夏、本屋に平積みされていた本作を見て、
『8月中に深夜特急を全巻(1-6)読み切る!』と自分に課し読み始めた。
少しの無理難題を自分に与えたかったからなのだが、意に反して読み止められないほど引き込まれ、ほぼ一気に4巻を読破。
残り5,6巻は少々の苦労をしたものの今でも心の深くに残っている劇的紀行である。
この本はまさに「麻薬」的魅力が詰まっている。
ハマってしまえば今の自分の何もかもを投げ捨てすぐにでも旅に出たい感情に駆られるだろう。
そう、「旅行」でなく「旅」に・・だ。
特別な目的、行くあてもない放浪の旅のおもしろさ、怖さ、魅力が存分に描かれている。
そのどれもが小説ではなく、実際に26歳の沢木耕太郎と言う青年が経験した事であることが
圧倒的なリアリティーを持って迫ってくる。
老若男女関わらずぜひ読み、放浪の旅を感じてくれ!と言いたくなる紀行文であ

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