2005年 / 米 監督 :クリス・コロンバス CAST: ロザリオ・ドーソン、テイ・ディグス、 ジェシー・L・マーティン、イディナ・メンゼル、 アダム・パスカル、アンソニー・ラップ ウィルソン・ジェレマイン・ヘレディア、 トレイシー・トムズ |
<STORY>
1989年12月24日、ニューヨーク、イーストヴィレッジ。 元ロックミュージシャンのロジャーと、ルームメイトで自称映像作家のマークは、 家主のベニーから滞納している家賃 (レント)を払うか、ムリなら退去するよう求められる。 ロジャーはHIVによる恋人の死から立ち直れず自分も同じ病気を患い、良い曲をこの世に残すことにあせりを感じていて、 ダンサーのミミとの恋にも踏み出せないでいた。
ゲイやレズビアン、ヘロイン中毒、そしてHIV陽性の登場人物たちが 貧困と病魔に苛まれる日々の生活の中にも愛と生きることの喜びを見いだしていく。
<感想> 評価 ★3.5
ミュージカル好きの私。ミュージカル映画は押さえておこうと選んだ1作。
この作品は、オフ・ブロードウェイでの公開直前に作者のジョナサン・ラーソンの急逝と言うアクシデントも相まって、今やブロードウェイ・ミュージカルの金字塔の一つとなっている作品です。
映画化にあたって1996年の初演当時のオリジナルメンバーを殆どそのままキャスティング。熱いものが脈打つ魂の入った作品でした。
映画のオープニング。「シーズンズ・オブ・ラブ」を舞台上で8人が並び、スポットライトだけで歌い出すところから始まります。コレが素晴らしい。「これから私たちがミュージカルの世界に誘いますよ」と言う空気で私を包み、一気にレントの世界に引き込んでくれました。
物語は、毎月の家賃(=RENT)も払えない貧しい芸術家志望の青年とその友人達を群像劇風に同性愛・HIV感染・ドラッグなどを中心に描いています。今の自分と少しかけ離れた設定ではあるけれど、結局ミュージカルは音楽。曲のすばらしさと、俳優達の魅力的な歌唱力に心を動かされました。
やっぱりミュージカルは素晴らしい。
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