宿命  東野圭吾 著

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<あらすじ>
高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代のライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみのふたりが宿命の対決を果たすとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。

<感想>
第1回刷りが1993年の作品。
私が買った文庫本は14年で58刷りになっていた。東野圭吾はそれだけ皆に読まれているのだ。
本作品は、私には少々おもしろみにかけ、なかなか読み進められない部分があったけれど、「サナエ」と言う女性の謎を最後までひっぱったり、題名の「宿命」をラストで繋げてくるところはさすが!の文章力。
本作は、「変身」と似た空気感で「脳」を題材にされた作品。同じ時期の作品なのではないかと思う。「変身」が好きな人には満足行くだろう。

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