情事  森瑤子 著

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<あらすじ>
33歳の夏、いつだって感動的だった夕暮れが、突然、美しさを失った。
もう私は若くない…。
外国人ジャーナリストとの情事にのめりこんでゆく女の内面を鮮やかに写す話題作。

<感想>
森瑶子の処女作品。
彼女は「情事」をイチ主婦としてひとりの娘さんを育てながら、
34歳のときに書き上げた。 その小説<情事>は「すばる賞」受賞となる。
過去にここまでストレートに、<情事>を女性の方から描いた作品はなかったのではないかと思う。
30歳を超えて<若さ>を失いつつある自分を感じ、焦った私を、
この小説はちゃんと捕らえてくれる。
女性だけでなく 男性も感じている 男・女の歳を重ねることへの焦り。
そして性に対する疑問・焦燥感を描いている作品である。

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