ホームレス大学生 田村研一 著

未分類

20090504_689178<あらすじ>
兄の目線から見た ホームレス中学生のアナザーストーリー。
田村家解散の真実から、母との死別、失踪した父との感動の再会などの新エピソードも加えて綴られている。

<感想>
「ホームレス中学生」を読んでいなくても理解できる内容ではあるけれど、出来るなら「・・中学生」を読んだあとに、長男としての目線で描かれたアナザーストーリーとして読む方がベストだろう。
私はふたり姉妹の姉の立場なので、「・・大学生」は堪えた。
長男・長女と言うものは生まれた時から長男・長女の宿命を持って育つ。
研一さんが思っている感覚は、私が思っているものと非常に似ていてわかるだけに辛く、切なかった。
けれど、彼らがどれだけ多くの方々に支えられてここまで来たのかを知ると人との関係の大切さを思い知る。
この本の中で、研一さんはまだ研一さん自身の人生を歩きだしていないようだ。これからはあなたの人生を生きてください願う。

コメント待ってます♪