恋におちたシェイクスピア 京都劇場 2回目

劇団四季
劇団四季観劇記

2回目の観劇。
うん、良かった
演劇(ミュージカル含む)は特に1回以上観る方が理解が深まりますねー。

キャストの変更はなしでした。
割と良い席だったので、キャストの表情もとても良く見えたのも楽しめた理由のひとつかな。
座席は大事

このストレートプレイは、クスッと笑わせる小技も多くて、私は好きです。
京都は9/30までですけど、また再演したり、関西に来ることがあれば見に行くと思います。

 

ウェセックス卿@飯村和也さん
今日の私はカレをかなり観てました。
イヤな男役のウェセックスを、それだけじゃない背景を感じさせるよう演じてるように思いました。
そして、なんだかとっても可愛い(笑)

ウェブスターがウィルとトマス・ケント(ヴァイオラ)が練習場で絡んでキスするシーンを盗み見し、劇団員の前で、「トマスは女だ。ウィルも知ってた。ふたりはここでキスしておっぱい揉んでた」って暴露するシーンがあるんですけど、俳優たちが、「えぇ!?」みたいに驚いてる横で、ウェセックスは、小声で(おっぱい、おっぱい揉むって・・)ってリフレインするんです。
私、このシーン、笑えて大好きだわっ

 

ヴァイオラ@山本紗衣さん
今回観て、ヴァイオラの行動力、聡明さ、決断力がこの演劇の肝だなと思いました。
いわゆる名家のお嬢さまって設定なら、こんな面白くなってませんもんね。

彼女が恋に溺れてウィルと駆け落ち~ って展開だと、ヴァイオラとウィルの恋がメインになってしまう。
そう、この演劇はプリンス・プリンセス物語のような甘い展開をしないところが、シェイクスピア作「ロミオとジュリエット」との対比になってて良いんだと思うんです。
ヴァイオラが「あなたにはウィル、芝居しかないわ。あなたから言葉を奪ってしまったら、あなたはあなたでなくなる」と言い、ふたりの恋は成就せず終わります。
だけど、そこは悲しすぎる悲恋ドラマでなくて、不思議と清々しい
これはヴァイオラの設定によるところが大きいのだろうし、そのヴァイオラの魅力を彼女は上手く表現してると思いました

 

ネッド・アレン@神永東吾さん
やっぱ、ジーザスの神永さんより、ネッドの神永さんよねー!
コミカルな演技も板に付いていたし、圧がすごい(笑)バーベッジ@阿久津陽一郎さんに負けない存在感、ありました。
なんせ、やっぱり悔しいかなイケメン

 

そう言うワケで「恋におちたシェイクスピア」は、良く出来た演劇です
舞台装置の使い方も、演出も素晴らしい。
1度目より、2度目の今回の方が良かったから、3度目はもっと違う視点で見られそうです。

あぁ~、自由劇場(東京)へ戻るんですねー
良いなぁ、東京の人。
大阪は10月開演の「リトル・マーメイド」待ちです。

でも、私のチケットは2月~。
今度は名古屋へ「ノートルダム(2度目)」遠征予定です

 

恋におちたシェイクスピア

ウィリアム・シェイクスピア
(ウィル)
上川一哉ヴァイオラ・ド・レセップス
(トマス・ケント)
山本紗衣
クリストファー・マーロウ
(キット)
田邊真也バーベッジ阿久津陽一郎
ウェセックス飯村和也ヘンズロウ神保幸由
フェニマン志村 要エリザベス女王中野今日子
ティルニー星野元信乳母増山美保
ネッド・アレン神永東吾ウェブスター平田了祐
<男性アンサンブル>
川口雄二荒井 孝鈴木 周菱山亮祐
小林清孝小松貴行佐藤幸治南 圭一朗
<女性アンサンブル>
長橋礼佳原口明子

 

 

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