５年ぶりの神永＠ジーザスと佐久間＠ユダが素晴らしかった：京都公演（通算11回目）

５年ぶりのJCS

学生だった頃、TVCMで、”劇団四季がジーザス・クライスト＝スーパースター上演”を知り、猛烈に観たいと思ったけれど、片田舎の学生だったので、それは叶わず・・・。
そのとき、（いつかこれを観み）と思っていた。

その後2007年に初JSCを観劇。激ハマりすることになるのだけど・・・
今でもJCSは私の＜劇団四季ベスト５＞です。

このうち、ウィキッドとアイーダはもう観劇できないんだろうと諦めていたけれど、「ウィキッド」が期間限定で17年ぶりに復活　大阪でも上演されることが決定しているので、大争奪戦覚悟でチケット取りの参戦します。

キャストを中心に感想

私の感じ方が変わったのだろうか？
前回のキャッツと言い、今回のジーザスと言い、熱量が以前より高いと感じてる。良い意味でオーバー気味の表現が、私には逆に良いのです。
しかもそれぞれのキャストの個性を出せるようになっている気がするのは私の勝手な感じ方なのかな。

これまでは四季ミュージカルと言えば、”いつでも問題のないクオリティで舞台をお見せするのでそれぞれのキャストの個性は敢えて出さない”的な印章だったし、実際どのキャストでも画一的でなおかつ十分なクオリティパフォーマンスを見せてくれるので、それが＜四季スタイル＞と理解し、満足していた。
山崎育三郎さんを観たい、井上芳雄さんを観たい、柿澤勇人さんが観たいと俳優で選択するミュージカルとは別物。

今でもキャストでチケットを購入することはできないけれど、それぞれのキャストは自分の個性を役柄につけても良くなったような気がしてる。もちろん配置、移動導線、その時の基本表現は同じだし、アドリブはなしだけど。
あくまでもこれは私は最近感じていること。

神永＠ジーザス

キャストの個性を出してるのかも知れないと思ったのは、神永＠ジーザスの”ゲッセマネ”にも感じました。

神永＠ジーザスを最初に見たのは、2014年。カレがジーザス役となって3年ぐらい経った頃の神永＠ジーザスを見たのだけれど、自分の運命を予言できてしまってから、「死を受け入れる覚悟」を静かにしている・・・そんな印象のジーザスで、情熱よりも達観の印象でした。

だけど今日の神永＠ジーザスは、神々しく、美しく、達観でも絶望でもなく、ただ運命を受け入れようとし、受け入れたジーザスって感じました。
ジーザスを演じて10年、カレなりの進化の結果なんでしょう。
もうその神々しさ、美しさ、歌唱力、声量、どれをとっても素晴らしく・・・・感動しました。

実は、今回のチケットは、初日公演抽選にハズレたので、それなら加藤＠ジーザスがキャスティングされそうな１週間後狙おうと思いゲットしたものでした。
しかし予想はハズれ、開幕からキャスト変なしでした。

本音を言うと、（加藤＠ジーザスを見たかった）。
だけどその気持ちは今はありません。今日の神永＠ジーザスを見れて良かった。

15年ほど前、私は金田俊秀＠ジーザスに激ハマりした人です。
金田＠ジーザスが放つ”絶望感”が好きだったんですよね。
カレを超える人に出会えるのが今は楽しみのひとつでもあります。

佐久間＠ユダ

カレの進化にも感動しました。
これまた私の中では、初めて出会った金森勝＠ユダが大好きで、ロックシャウトする金森＠ユダの歌声が聞きたくて、聞きたくて・・・頼むからCD化してほしかった。

なので以前見た佐久間＠ユダには物足りなさを感じていました。
もちろんビジュアルは申し分ないから余計に・・・。
JCSの魅力はやっぱりロックだから、がなって欲しい！
今日は私のイメージに近いユダでした。
それにやっぱり佐久間さんはイケメン（笑）

守山ちひろ＠マクダラのマリア

美しい歌声でした。
透き通るようなマリアの歌声は、今日の舞台にマッチしてた。

山田充人＠ピラト（ローマ総督）

私、山田＠ピラトが好きです。
歌声も表現も好きです。
「ただの、何もしていない青年ジーザス」をむち打ちの刑の処し、十字架にかける決断をする苦悩がしっかり感じられるし、JCSが初心者に難解と思われるひとつに、【セリフが全部歌問題】があると思っていますが、山田＠ピラトの歌唱は歌詞のすべてが理解できると思います。
「ピラトの裁判」のシーンは、歌詞が伝わらなければ、ジーザスが鞭打たれる理由も、十字架にかけられる理由もわからないまま、悲惨な酷い仕打ちが始まってしまう印象になるので、山田＠ピラトの歌唱力、声音は大きな意味を持ってると思っています（個人の意見）

大森瑞樹＠シモン

これまでのシモンの中で１番好き

チケットはあと３枚。
加藤＠ジーザスに会いたい

本日のキャスト

2024-04-26 Fri マチネ
■初見　★キャスト違い　◎リターン