2010年/米 監督:マーティン・スコセッシ CAST: レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ ベン・キングズレー、ミシェル・ウィリアムズ |
<STORY>
1954年、ボストン沖にある孤島、シャッター・アイランドには精神を病んだ犯罪者の収容施設があった。厳重に管理された施設から、一人の女性患者が謎のメッセージを残して姿を消す。孤島で起きた不可解な失踪事件の担当になった連邦保安官のテディ・ダニエルズは、この孤島の怪しさに気付き始める……。
<感想> 評価 ★3
この作品、「謎解き作品」のように宣伝されてますけど、そんなに謎がありました?私にはそれほど難解な作品には思えませんでした。途中でそっち方向のオチだけは勘弁してほしいなぁと思った方向のオチだったんでがっかり感は多少ありますが、謎解きよりも、映像や音響、ディカプリオの表現力を楽しむことができたんで納得はしています。
以下、ネタバレですから要注意ください
(ネタバレ)
私はラストがとても気になりました。
ラスト、医師がテディが正気に戻っているか、また幻想の世界で生き始めているかチェックするんですけど、テディはまた幻想の世界に戻ってしまったような発言をします。それを知った医師は、ほかの医師団に首を振ってみせて(ダメだ。また戻っている)と言うような表現をします。私はそれをテディにロボトミー手術をすることを決定したと理解しました。
その状況下でテディは言います。「どちらがマシかな?」「モンスターのまま生きるのか。善人として死ぬのか」と。私はこの台詞でテディは正気に戻っているのにあえてロボトミー手術を選び、自分を崩壊させる方を選んだんじゃないかと理解しました。
このシーン、印象深いです。
とは言え、「おもしろかった?」と聞かれれば返事には困ります。
ディカプリオが好きで、精神世界を描いた作品は嫌いじゃないと言う人にはお勧めかなと思います。
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