2004年 / 米 監督:リチャード・リンクレーター CAST: イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー |
<STORY>
米国人作家ジェシーがプロモーション先のパリで、フランス人女性セリーヌと9年ぶりに再会する。2人はジェシーが飛行機で帰国するまでの85分間、懐かしい思い出を語りながらホンネをぶつけ合う
<感想> 評価 ★4.5
ぜひ前作「ビフォア サンライズ(恋人までの距離)」を観てからこの映画を観て欲しい。できるなら「ビフォア サンライズ」を観て1ヶ月ぐらい時間をあけて・・・。
同じ監督・同じキャストで作られたと言うところがこの作品の素晴らしいところだと思う。9年の歳を重ねたジェイシーとセリーヌが同じく9年経った今の私ともリンクする。20代、希望に満ち溢れていた頃に偶然に出会ったふたり。若いふたりは半年後の再会を楽しみにしていた。けれども結局約束は果たされずに終わった。9年前の出来事をそれぞれが互いに整理して現在(いま)を生き、そしてパリで再会。別れの時間を惜しんで話すふたりがとても切なくてじれったくて・・・でもとてもわかるのだ。
ジェシーは言う。
「良くない考えだけれど―。この一件だけはどうしても諦めがつかないんだ」と。
それはきっとセリーヌも同じなのだろう・・。
エンディングは意味深な終わり方になっている。でもそれがこの映画の魅力だと思う。
セーヌ川の遊覧船の中でセリーヌがジェシーに話すこの言葉
セリーヌ 「細かい所に目がいって感動して小さなことが忘れられなくなるの。髭に赤毛が混じっていたり・・・。別れの朝、それが太陽の光で輝いていたこととか・・・そう言うことが恋しかった」
映画の中で1番好きなセリフ。こう言う何でもないむしろヘンなところが恋しくて仕方ない,、それが好きだってことなんじゃないかな。
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