「妖怪アパートの幽雅な日常①」 香月日輪 著

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20110727_2293380<あらすじ>
共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉、とてつもなくうまいご飯を作ってくれる「手首だけの」賄いさん ー 十三歳で両親を失った俺が高校進学と同時に入居したのは人呼んで ”妖怪アパート”!
次々と目の当たりにする非日常を前に、俺の今までの常識・知識は砕け散る。

<感想>
児童文学ジャンルになるらしい。中高生に向けた内容ではあるけれど、大人が読んでも楽しめる温かな作品でした。これは連作もので2011年現在10巻まで発売されているようです。
本書は小説だけど、マンガチックなので、文字で書かれている妖怪たちを想像しながら読む楽しみがあります。
友だちと必要以上に関わろうとしないヤツ。淋しさ故かワルと付き合い引き返せなくなったヤツ。希薄な人間関係しか結べなくなってしまっている現代の中高生たち。主人公の稲葉夕士も、13歳で一度の両親を亡くしてしまい(つらい・さみしい)と素直に表現できない環境になってしまう。そんな夕士がワケありで入居したのが人呼んで「妖怪アパート」。しかし、その妖怪たちは人間よりも人間らしい優しさや愛情を持った妖怪たちで、妖怪たちによって夕士は本来の自分を取り戻していきます。
今までの妖怪ものは、人間の歪んだ面を怨念なので表現し考えさせるパターンが多いですが、この作品はその全く逆と言うところがおもしろいところです。
親としても子どもの読ませたいと思う1冊。読書感想文などにも良いかも知れません。

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