2011年 / 米 監督:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア CAST: スティーヴ・カレル、ジュリアン・ムーア ライアン・ゴズリング、アナリー・ティプトン、 エマ・ストーン、マリア・トメイ、 ケヴィン・ベーコン |
<STORY>
真面目な40男・キャルは、妻・エミリーから突然離婚を提案される。なんと、エミリーは同僚と浮気をしたというのだ。ショックを受けたキャルは家を出て、毎日バーに通い、愚痴をこぼしていた。そんなキャルに、いかにもなプレイボーイのジェイコブが声をかけてきて、「男らしさを取り戻す力を貸す」と言う。キャルはファッションや会話術を学び、だんだんと洗練されていく。そして、エミリー以外の女性と初めてベッドを共にするが…。
<感想> 評価 ★3
なんとなく選んで見た作品。ラブコメで軽く楽しく見れました。
中年夫婦が陥る夫婦のズレを上手く表現してたと思います。日本もアメリカも結局倦怠期夫婦は同じってコトですね。
高校で出会った彼女と結婚し、ずっと妻だけを見てきたピュアな男:キャル。この夫を裏切った妻を世間は悪く言うだろうけど、クソまじめで面白くない夫と死ぬまで一緒も女にはツライもの。これから先の未来、女として終わりを迎えるしかなくて、楽しいことが起こらないような絶望感を感じ、自分の人生のために夫と離婚をしたエイミーだけど、少々の時を経て、子どもと楽しい時を持っている瞬間、フッと元夫:キャルを思い出す。素直に電話できない元妻は「給湯器の使い方がわからないの」とウソの理由をつけて元夫に電話するー・・・わかるなって思う同年代の私です(笑)
このあたりの女性の心理をジュリアン・ムーアは丁寧に表現していました。
一方、愛を少し穿ったようにしか見れないイケメンプレイボーイのジェイコブが、天真爛漫でピュアに生きるハンナと出会ったことで愛を知るシーンも良かったです。人と人とが感情を絡み合わせる瞬間ってステキです。
このプレイボーイ役は、最近売れっ子俳優のライアン・ゴズリング。彼はその役柄によって雰囲気が違うとかで怪優と呼ばれてるようだけど・・・そうかな?(^^;)
私の好みじゃないっちゃ~ないので、そう見えるだけかも知れないけど、私には漫才師:ロザンの宇治原に見えてしまうんですけどぉ(遠い目)
この作品もとにかく邦題がイケテません!いつも言うけど、ラブコメをこのような安っぽい題名をつけてますます安っぽくしないでほしいなぁ~@
原題は「イカれてる!バカげてる!愛しい!」。まさにそのままの内容です。
キャルとエイミーの13歳の息子も言ってたけど、人を愛する気持ちは時に狂気じみていて、アホみたいなところもあるけど、それでも人を愛する気持ちは尊い。
いい映画でした。
アラフォー以上の方に見てもらいたいな!!
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