2003年/スペイン・英 監督 :マシュー・パークヒル CAST: ガエル・ガルシア・ベルナル 、ナタリア・ベルベケ 、 ジェームズ・ダーシー 、トム・ハーディ 、 チャーリー・コックス |
<STORY>
カルメンはストーカーと化した恋人から逃れるためにロンドンにやってくる。そこで心優しいバーナビーと出会う。彼は郊外の邸宅で、働かずに優雅に暮らしていた。出会って10ヶ月、バーナビーはカルメンにプロポーズ、カルメンは受け入れた。婚約したカルメンは、レストランで女友達と独身最後のパーティー“ヘン・ナイト・パーティー”を楽しんでいた。。明日からはひとりの男と一生の愛の生活が始まる女性は、このパーティーでその場にいる一番いい男を指名し、キスをするというゲームがある。それはゲームのはずなのだが、彼女はキスをした男と一瞬で恋に落ちてしまう。男の名はキット。ふたりは何度か会ううちにより一層惹かれあっていく。そして、結婚式の当日がやって来る・・・・。
<感想> 評価 ★3.5
映画の面白さのひとつに“騙される快感”というものがある。婚約中のカルメンがキットと出会い、恋に落ちる。ありがちな三角関係のラブ・ストーリーかと思いきや、後半はがらりと変化する。
冒頭からカルメンがスペインで恋人にひどい事をされた過去をちょろ見せしつつ、現在も見張られてる?つけられてる?的な映像が何度も出てきたり、キットとカルメンの出会いは偶然・運命のように見せながら、キットは何かを知ってるっぽい雰囲気を漂わせたりするのでラブストーリーではなく(何かが起こる、何かがある)と言う伏線の香りはプンプンする。
「二転三転オチはどうなる!?」的な映画が好きな人には大満足はムリでもそこそこ良かったと言う評価をもらえる1作ではないだろうか。
この映画、中身があまり深くないので、ネタバレしてしまっては楽しみが半減どころか無意味な映画になってしまう。観る予定の人はこの先はけして読まないで欲しい。
以後、ネタバレ ↓
後半のどんでん返し、私は驚くよりも(そうきたか)と思った。観る人によって感想が別れる映画だと思う。私の感想は・・・。
バーナビーはカルメンを愛していなかったと思う。だからこのような企画を考え実行できたのであって金持ちの道楽だったのだと思う。しかし、キットとカルメンを前にして告白するシーン、あの時のバーナビーの涙はカルメンに愛されていなかった事実(セックスの時の醒めた表情)を知って自尊心が傷ついた涙だったのだと思う。一方、キットは仕事として引き受けたけれど、カルメンに確実に惹かれていたのだろう。あんなヒドイ事をされ、カルメンはこのまま引き下がるの?と思ったところから第2、第3のどんでん返しが始まる。映画祭でのカルメンの行動にはあっぱれ!私がカルメンでも、あのようにしたいと望む。それを実行したカルメン\( ⌒▽⌒ )/ バンザーイ
あぁ~すっきり、評価は上昇↑。
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