アナと雪の女王 四季劇場・春(初&2回目)

劇団四季観劇記

アラジンは東京で7年目に突入。動く気配なし。
アナ雪は2年目に突入。
大阪は「オペラ座の怪人」がロングラン中。
関西の四季会員は、この状況を打破するには遠征しかない

 

念願のアナ雪観劇

約1年前にゲットしたチケットで、「アナと雪の女王」2days 観劇してきました。

全体的な感想

ベースはDisneyアニメ「アナと雪の女王」ですが、劇団四季ミュージカルは、魔術を持って生まれ、それを操ることができず苦悩するエルサと、天真爛漫でポジティヴなアナを対比させ、Storyを展開する内容でした。
”大人のアナ雪”と言う噂どおり。
Disneyアニメを見ていなくても楽しめる内容ではあります。

アニメにないシーンが冒頭にありました。
幼少期のエルサとアナ、そして両親が、現在、エルサが自分の殻に閉じこもってしまう理由を説明するシーンです。
初見の私の感想は、(このシーンはいる?)と言うもの。
だけど2日目、このシーンがすんなり入って来たんですね~。不思議です。
今となれば、エルサの苦悩を理解するのに必要なシーンだと思います。

アニメで有名になったシーン。
エルサが、「Let it go」を歌いながら自分を開放し、氷の城を築くシーンですが、エルサのドレスが瞬間で早変わりするサプライズもあり、うまく表現されてたと思います。

オラフはパペットでしたが、違和感なし。
トナカイのフォルムも動きもバッチリ。
Disneyに欠かせないキャラはしっかり表現されてました。

ものすごく好きか?
もう一度遠征してまで見たいか?と聞かれれば、正直そこまでフィットしていませんが、1回目より確実に2回目が良かったので、アナ雪は見るたびに良くなるタイプの演目かも知れません。

 

 

キャストの感想

三平果歩@アナ

これまで三平@アリエルを観劇、ディスニープリンセスにピッタリのイメージを持ってます。
天真爛漫でポジティブ、お茶目で可愛らしいアナは、まさに三平さんの当たり役ですね。

1回目の観劇では、私も初見だったため、とにかくパワフルで、動き回り、話しまくる三平@アナに釘付けになってしまい、(なんて忙しいアナなの~)と言う印象でしたけど、翌日2回目の観劇では、私も余裕を持って観れたので、とても可愛らしくて、私のイメージどおりのアナでした。
ほんとうにプリンセスみたいに可愛いものね、三平さん。

岡本瑞恵@エルサ

これまでナラ役、ジャスミン役でお目にかかってきた岡本瑞恵さん。
歌唱は抜群だし、どんなエルサを見せてくれるのか・・と期待が高まりましたが、1回目は三平@アナのパワフルさに引っ張られ、エルサの印象が薄かったです。
もちろん歌唱は抜群。だけど、四季のアナ雪は、エルサの苦悩に焦点が当てられているから、笑顔がない、暗い印象が残ったのでしょう。
2日目は逆に岡本@エルサが自分の魔力に苦しむ気持ち、愛するアナやアーレンダールの町の人たちを思う深い愛情が伝わり、感動しました。
やっぱりミュージカルは、観劇する観客のモチベーションや気持ちで変わりますよね!

北村優@クリストフ

北村さんと言えば、私の中ではスキンブルシャンクス
北村さんのアラジンも見たけれど、今日のクリストフは良かったと思う!
歌唱は抜群だし、少しだけどダンスも見れて嬉しかったな。
コミカルな役も素敵だったし、満足です!(笑)

 

杉浦洸@ハンス

素敵で優しい王子の本性は、自分勝手な悪いヤツと言う役どころのハンスを、杉浦さんは素晴らしく演じ分けられていました。
だって途中まで、ハンスっていい人だったっけ?と思ったぐらい(笑)
調べたら、リトルマーメイドのシェフ・ルイにお会いしていたみたい。
イヤ~印象ないわ~。
王子様キャラもいけそうだし、歌唱もOK。悪いヤツに変わったところも良かったので、今後の杉浦さんの注目したいなと思いました。

 

小林英恵@オラフ

私の中で絶対的なシェンジ役は小林さん。
ライオンキングの好きなシーン、楽曲に、スカーとハイエナのダンスがある。
シェンジのあの悪~ぃ声はワクワクするんです。
その小林さんがオラフとは!
パペットを動かしながら演じる難しい役どころだけど、ついつい小林さんの表情に目がいってしまうほど、もう小林さんがオラフです(笑)
小林さんの話し方、歌声ってアニメ調なの、そこが魅力。
シェンジに続き、小林さんじゃないと!って当たり役を見つけられた気がします。

 

スヴェンの動き

ディズニーアニメでは動物の存在はいつも重要。
アナ雪ではその役どころはトナカイのスヴェンです。
すごいんです、ほんとうにトナカイにしか見えないんです。
この画像は劇団四季からお借りしました。ね?トナカイでしよ?

 

子役のアナとエルサ

2日とも違う子役さんでしたが、みんな素晴らしい
一生懸命演じる彼女たちを見て、涙が出ちゃいます。
あれだけの喝采を浴びたら、きっとずっとエンターテイメントの世界にいてくれるよね?
どうか日本のミュージカルのためにがんばって!

 

 

劇団四季への切なる願い

東京がほんとうに羨ましい。いつもたくさんの演目を観ることができるだもん。
お初演目のスタートはほぼ東京からだし、アラジンも7年間も東京だよ?
集客の問題があるにせよ、同金額の会費を払ってる四季ファンとしては恨み節のひとつも言いたくなる。だって大阪は大阪劇場でロングランがあると、それのみ!だから。
せめて西日本の拠点として、2劇場での公演を考えて欲しい。
四季への切なる願いです(ムリだと思うけど)

 

 

本日のキャスト

2022-07-07,08

■初見  ★キャスト違い初見 

エルサ 岡本瑞恵 アナ 三平果歩
クリストフ 北村 優 オラフ 小林英恵
ハンス 杉浦 洸  ウェールゼントン 石野喜一
スヴェン 1)赤井涼之助
2)中野高志
パビー 渡久山 慶
バルダ 松本菜緒 オーケン 竹内一樹
アグナル王 田川雄理 イドゥーナ妃 大岡 紋
ヤングエルサ 1)佐々木奏音
2)加賀見 陽
ヤングアナ 1)山口りりの
2)柴原紗良
       
男性アンサンブル
小田春樹 助定 亮 小林 優 笠間大樹
寺尾聡馬 鈴木貴雅    
       
女性アンサンブル
黒柳杏奈 篠原真梨子 小川美緒 志賀ひかる
岩井千秋 岡本直子 浦山 遥  

 

 

 

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