書籍評 篠田節子

インコは戻ってきたか 篠田節子 著

投稿日:2009-07-05 更新日:

<あらすじ>
大人にしかわからない「愛」と「裏」がある。たった6日間の極上の恋。
それぞれの人生を賭けた男と女の哀切なせめぎ合い。舞台は、東地中海のキプロス。歴史の怨念が、その島を目覚めさせ、島の南北を切り裂く緩衝地帯(バッファゾーン)は愛と炎のバッファゾーンとなった。

<感想>
篠田節子作品としてはしては、また違う切り口かなと言う印象。
主人公の響子がキプロス島へ取材へ行くことになったのも偶然。
取材先に来るべきカメラマンが変更になっていたのも偶然。
その取材で民族紛争に巻き込まれたのも偶然。
すべての<偶然>ははすべて<運命>となる・・・そんな小説。
初めて出会った男(カメラマン)と女(響子)。
お互いの過去も何も知らないで始まるけれど、それは1つの恋愛に発展し、6日間で完結する。
大人の恋はそういうものなのかも知れない。
出会ったふたりが恋に落ちるまでの時間の中で、お互いに抱える苦悩の<何か>を共有できたときひとは恋愛に落ちるのかも・・・。

-書籍評, 篠田節子

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