落花流水  山本文緒 著

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<あらすじ>
1967年。
わがままで甘ったれの手毬=7歳。12歳のマーティルは隣家に住む仲良しだった。手毬(てまり)と言う少女の一生を2027年まで描いた壮絶な人生の物語。物語は7部構成になっており、
それぞれ、7歳、17歳、27歳、37歳、47歳、57歳、67歳の手毬
または、手毬の密接に関係している女性の話しが軸である。
何を得るのが幸福なのだろうか。捨てることが出発だったのか。
愛に翻弄されて、救済される。危うい家族関係の中に描く人間の愛憎物語。

<感想>

ん~この小説に関しては私の評価はイマイチ。
今までとは手法を変えて書いた努力は感じる。
手毬と言うひとりの女性、及び彼女と密接な関係にある女性を軸に話しは進む。
相変わらず、脆くて危うい精神バランスを保ちながら、
それでも自分の居場所を求めて生きていく女性を描いてるのことは
いつもどおりの作風ではあるけれど、
救いのない状況に読み終わった後味は悪い。
人生は決められるものではないと私は思いたい。

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