LEAVING LAS VEGAS *リービング・ラスベガス*

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1995年/米

監督 :マイク・フィッギス

CAST:
ニコラス・ケイジ、エリザベス・シュー、
ジュリアン・サンズ

アカデミー賞 主演男優賞=ニコラス・ケイジ

ゴールデンブローブ賞 主演男優賞=ニコラス・ケイジ

<STORY>
アルコールにおぼれ、仕事も無くなり、すべてを失ったベン(ニコラス)が選んだのは、アルコールを手放すことではなく、飲みたいだけ飲んで人生に終止符を打つことだった。 そのための場所としてラスベガスへとたどり着いたベンは娼婦のサラと出会う。サラもまた、哀しみを持つ女性だった。ふたりは互いを求めあうようになる。お互いの生活に指図をしないことを約束し、終わりの時までを共に過ごし始めるが・・・。

<感想> 評価 ★4.5
愛はひとを助けるがない作品。人間の悲しさをここまで露見させた映画もめずらしいかもしれない。
私はこの映画と出逢って良かったと思う。魅力的な映画だ。私はこの作品でニコラス・ケイジが一気に好きになった。ケイジの深く澄んだ哀しみの瞳・・ 。表情と目で演技できる俳優としてニコラスは名前をあげられる俳優だろう。映画のラストシーンがあまりにも悲しすぎる。しかし、あのラストシーンがあってこそ、この映画に深みが出たのだろう。どれだけ想っても、どれだけ愛しても、一度狂った人生はそう簡単には軌道修正できない。そう実感させらえる映画。愛するベンのために惜しみない愛を注ぐサラがあまりにも切なくやるせない。

映画の中で、初めてのデートの夜、サラがベンを家に誘う。それに戸惑ったような顔をして難色を示すベン。タクシーの前での押し問答。是非にと言うサラに、ベンは照れくさそうに言う。泣きそうな顔で「セックスに自信がないんだ」と。サラはそれに答える。「そんなこと関係ないのよ。私はベッドで寝て、あなたはソファーで寝て、ふたりで一緒に遅い朝食をたべましょう」と。この時のベンの嬉しそうな顔がたまらない。ふたりはセックスなしに、心だけで結ばれる。
20代では理解しきれない映画じゃないかと思う。 アガデミー賞・ゴールデングローブ賞/アクターズギルド賞をはじめ、多くの賞を受賞している。 ジョン・オブライエンの小説を映画。

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