群青の夜の羽毛布

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<あらすじ>
「家族っていったい何でしょうね?たまたま血が繋がっているだけで、どうしていっしょに暮らしているんでしょう。」
丘の上の一軒家に住む女三人。家族とも他人ともうまく関係を結べずに大人になった長女と、その恋人をめぐって、母娘の憎悪、心の奥底に潜めた暗闇が浮かびあがる…。恋愛の先にある幸福を模索した、ミステリアス長編小説。

<感想>
この母親のキャラは強烈だ。
主人公=さとる、はどうしてこの家から逃げ出さないんだろう!?
私ながら絶対にひとりで生きていく。そう思いながら読み進めていった。
さとるが家を出ない理由は、ラストで明らかになるが、この原因がなくても彼女は家をでれなかった人なのだろう。他人とうまく付き合えず、人に嫌われたり去っていかれるのを怖がる彼女だったら・・・。家族だけは自分を見捨てない。誰もさとるを救えない。
彼女を救えるのは自分自身だ。

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