吉田修一 書籍評

日曜日たち  吉田修一 著

投稿日:2009-09-27 更新日:

<あらすじ>
30歳になる無職の男が、日曜日ごとに部屋を訪れていた恋人のことを思い出す「日曜日のエレベーター」。泥棒に侵入されたという友人の話を聞いた独り暮らしの女性が、まるで自分の身に降りかかったことのように恐怖を感じ始める「日曜日の被害者」。恋人の暴力に耐えかねたOLが、やがて自立支援センターに足を運ぶまでを描いた「日曜日たち」。女で人生狂わせているような男の進む道を描いた「日曜日の運勢」田舎から親戚の結婚式の為に上京してきた父親と過ごす週末を描いた「日曜日の新郎たち」など全5話。

<感想>
短編5話。全てのStoryの中にリュックを背負って母親を捜し北九州から上京してきている10歳と6歳ぐらいの兄弟が登場する。それが各章の「日曜日」の中で繋がりを持って出てくる。必要ないような兄弟なのだけれど、ぞれぞれ煮詰まってる主人公の気分を転換をさせたり、強くなるきっかけを持たせたり、ターニングポイントのきっかけになったりしている。どの話もよくまとまっているが「日曜日の運勢」は爆笑してしまった。いるいるこんなタイプの男ってところが良かった。

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