ボロボロになった君へ  リリー・フランキー 著

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<あらすじ>
結婚情報誌で紹介された相手は素敵な大麻農家の長男だった。
婚期を逃した女性が幸せを掴もうとする姿を描く「大麻農家の花嫁」等、
読む者の心を予想不可能な振幅で揺らす6編の珠玉小説。
誠実でありながらも刺激的、そして笑え、最後には沁みていく・・・。

<感想>
「東京タワー」は小説もドラマも映画までが一世風靡した。
私も、噂になる前に読んでいたので、数人には紹介したぐらい30代以上の人には特に心に響くものがある自伝的小説だったと思う。
「東京タワー」は文章運びも読みやすく、奇人変人イメージを感じさせなくて年代の近いリリーさんと感じられたので、彼の書くノンフィクション小説に興味を抱き6編からなる短編小説を読んでみた。
読み終わるまでに数ヶ月を要してしまった。引き込まれて読むと言うたぐいの小説ではないと思う。
と、言うかコレがリリー・フランキー!と言う彼の独特の切り口・世界観の小説。
常識と思ってるソレ自体が非常識なんじゃねぇーの?って揶揄や、
一生懸命の哀しさ、逆に一生懸命の大切さ、まじめなことはカッコ悪くないんだぜって。
主人公もその仲間も笑えてエロくてちょっと傷を負ってる感じなのだ。
ターゲットは10・20代かな?

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