2003年 / 米 監督:ジェームズ・コックス CAST: ヴァル・キルマー、ケイト・ボスワース リサ・クロドー |
<STORY>
「70年代、時代の寵児となったポルノ・スターが関わったとされる迷宮入り殺人事件の真実の映画化」
1981年夏、ハリウッド。ドーンは、大量のドラッグを金に替えてくると言って意気揚々と出かけた恋人ジョンの帰りをモーテルの一室で待っていた。いつになっても帰ってこないジョン。やっと戻ってきたジョンの様子は一変していた。翌朝、TVではワンダーランド通りで起きた惨殺事件のニュースが流れる。事件のあった場所は数日前、自分を車で待たせてジョンが立ち寄った家だった。
<感想> 評価 ★3
’70年代に活躍した伝説のポルノスター、ジョン・ホームズの転落の一件を主軸にした作品。ジョン・ホームズをモデルにした映画で有名な『ブギーナイツ』とは違い、本作品は落ち目でドラッグに溺れる惨めな男、ジョンを描いている。
私はヴァル・キルマー主演と言うだけでこの映画を選んで観たのだが、Storyの展開を、ジョン自身、妻のシャロン、ギャング仲間のディビットによる3つの視点から構成しているので4人が惨殺された事件がナゼ迷宮入りしたのかと言う不可解さをこの構成で浮き彫りにできていて興味をもって見れた。
70年代の空気がいっぱい漂っていて雰囲気が良いし挿入歌が良かった。ボブ・ディランやカーズ、ドゥービー・グレイの曲らしい。
また、事件をただ追うだけでなくドラッグとどうしようもない男・ジョン。ジョンの女性への愛・そのジョンを愛する女ふたりにもクローズアップ。70年代の象徴ジョン・ホームズのたどり着いた場所と彼を愛し続けた女性の想いを感じられた。と、言うワケでジョン・ホームズが何者かと言うことを知っている方が興味を持って楽しめる映画と言える。
ジョン・ホームズについての詳細はココを見てください。
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