CRING FIST 泣拳 *クライング・フィスト*

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2006年/韓国

監督 :リュ・スンワン

CAST:
チェ・ミンシク、リュ・スンボム

<STORY>
かつてはアジア大会の銀メダリストになったこともある人気ボクサーのカン・テシク。しかし事業に失敗、莫大な借金を抱え、妻子にも逃げられた彼は、路上で“殴られ屋”を始める。一方、ケンカとカツアゲに明け暮れる荒んだ日々を送る19歳のユ・サンファン。少年院送りとなった彼は、刑務官の勧めでボクシングと出会う。そんな2人の人生が、やがて激しく交錯するさまを描いた熱き男のドラマ。

<感想> 評価 ★3
「オールド・ボーイ」以降、チェ・ミンシクのファンなので選んだ作品。
やっぱりチェ・ミンシクは魅力のある俳優。本作でも過去の栄光だけで生きているどうしようもない男:カン・テシクが自分の拳ひとつで過去を断ち切り、はい上がると言う役どころを好演している。一方、チェ・ミンシクに負けないほどの存在感を見せたのがサンファンを演じたリュ・スンボム。喧嘩と犯罪ばかりで家族を悲しませることしかしてこなかった青年が、ボクシングと出会った事で「新しい未来」を手に入れるために歩み出す姿を好演。韓流映画がブームの中、「男の拳が交じり合う」と言う地味な映画なのだが親子愛を折り込み温かい作品に仕上げている。韓国風ロッキーみたい。

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