CAPTAIN CORELLI’S MANDOLIN *コレリ大尉のマンドリン*

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2001年/米

監督 :ジョン・マッデン

CAST:
ニコラス・ケイジ、ペネロペ・クルス、
ジョン・ハート、クリスチャン・ベール、
ドロスーラ、ディヴィッド・モリシー

<STORY>
第2次世界大戦下のギリシャ・ケファロニア島。
静かで自然豊かなこの島が、ある日ドイツとイタリア同盟軍に占領地とされてしまう。占領軍としてケファロニア島に来たのは主にイタリア軍であったが、お目付け役としてドイツ軍も存在した。
島の人々にとって、イタリア軍は敵であったが、イタリア人ならではの天真爛漫さで、兵の中には島の人々と馴染みになる者もいた。
その中にひとり、アントニオ・コレリ大尉率いる兵軍は、実践どころか人に銃を向けた経験もなく島での暮らしは 軍事演習のようなものであった。イタリア人独特の陽気さ・オペラを愛する気持ちを持っているコレリ大尉達に島の人々も心を開き始めた。そして・・・コレリは島の女性、ペラギア(ペネロペ・クルス)と運命的な恋に落ちる。しかし、1943年にイタリアが降伏したために友軍であったはずのドイツ軍が武器の引き渡しをイタリア軍に命じ、抵抗したイタリア兵を虐殺したのである。歴史を踏まえた 実話。

<感想> 評価 ★3.5
20世紀の小説100選に選ばれた実話を元に映画化された。
重みのある映画だった。
実際この感想を書いてる現在(いま)は、アメリカがテロ攻撃をされ、その報復にとアフガニスタンを攻撃はじめた。実質、戦争状態である。映画の中に 空爆を受けるシーン。友軍として占領下を収めようとしていたイタリア軍とドイツ軍が、トップの移行1つで敵となり仲間だったはずの友人に殺される。国とは何なんだろう?そんなことを考えさせられた映画だった。ほかの側面として、恋愛も含まれている。ニコラス演じるコレリとペネロペ演じるペラギアの恋はせつなくさせる。戦争が激化することで、ふたりは引き裂かれるわけだけれど、映画では4年後に再会を果たす。そのとき、コレリはペラギアに言う。『努力したよ・・・。 君なしで生きていこうと・・・・・』っと。原作によると4年後ではなく40年後にコレリはペラギアに逢いにケファロニア島へ行くのだそうだ・・・。短い間に心を焦がした恋だとふたりともそういい聞かせて別れを決意したあの日・・・。けれども、それはコレリ(ペラギア)なしでは生きている価値のない人生だったという<奇跡>が心を揺さぶった作品。

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