すぐそばの彼方 白石一文 著

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<あらすじ>
次期首相の本命と目される大物代議士を父にもつ柴田龍彦。
彼は、四年前に起こした不祥事の結果、精神に失調をきたし、
父の秘書を務めながらも、日々の生活費にさえ事欠く不遇な状況にあった。父の総裁選出馬を契機に、政界の深部に呑み込まれていく彼は、
徐々に自分を取り戻し始めるが、再生の過程で人生最大の選択を迫られる…。一度きりの人生で彼が本当に求めていたものとは果して何だったのか。『一瞬の光』『不自由な心』に続く、気鋭の傑作長編。

<感想>
政治を舞台に、人生論を加えた話。
総裁選というトップ争いが繰り広げられていき役職名やそれに纏わる人間関係の複雑さのために読み進めるのに少しばかり苦労しました。政治に興味がないワケじゃないが、むずかしい政治の話が続くと読みづらく読み進められない時もあった。
主人公:柴田は白石作品によく出てくる優秀だけど客観的に見たらダメ男。
その柴田が挫折をし、再生していく物語。

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