もう消費すら快楽じゃない彼女へ  田口ランディ 著

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<あらすじ>
池袋路上通り魔事件/TOSHIの洗脳/酒鬼薔薇聖斗事件/林真澄美/野村沙知代問題/オウムなど世の中を騒がせた社会現象の実相とは?
そして微妙なバランスの上で成り立ってる現実世界の柔軟性の本質とは?
普通より少しだけ変わった人たちの哀しくも愛おしい姿に共感しつつ、
それでも変わらぬ日常のリアルの数々を綴るコラム。

<感想>
簡単に読めて楽。
ランディさん独特の切り口でおもしろくもあり、納得もできたコラム。
こういう視点で世の中を見ていると、切り口の違う小説が書けるんだろうなとなんだか思ったりして(^^;
コラムなので、上記の”池袋通り魔殺人事件”以外に、”子供を捨てる女の顔”とか”SM写真に癒される女たち”とか”カインの反乱”とか興味の持てるコラムもあるし、”すきまの女”とか”ゴミを愛する人々”みたく少し病んだひとの話しも出てきておもしろい。
私は特に『カインの反乱』に納得した。

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