みんないってしまう  山本文緒 著

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<あらすじ>
大人になるにつれ、時間はだんだん早くなる。
物事は思った以上に早いスピードで流され、手のうちからこぼれおちていく。そんな時、大切な何かをひとつずつ失ってはいないだろうか?
例えばそれは恋、信頼、友情だったり…。そうして残されるのは自分だけ。喪失を越え、人はたったひとりの本当の自分に出会う。
いとおしい自分探しの物語。

<感想>
対象喪失をテーマにした12の短篇集。
読んでいるウチに心の中に風が吹き抜けるような空虚感を感じる。
ひとつ失くすと、ひとつ貰える。そうやってまた毎日は回っていく
文緒氏は書いているけれど・・・。
毎度の事ながら文緒氏にかかると人間のエゴイズムを感じ、
それが人間を感じさせ愛おしくなる。

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