コンセント 田口ランディ 著

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<あらすじ>
主人公朝倉ユキにはひきこもりの兄がいた。その兄が自室で腐乱死体となって発見される。アパ-トの一室に閉じこもったまま暑さによる心不全で亡くなったという。訃報を受けて駆けつけたユキは、兄が腐乱した部屋の匂いを嗅いだことで嗅覚異常に悩むようになる。空気の中から死臭を嗅ぎ分けてしまうのだ。自分がおかしくなるんじゃないかと不安に思ったユキは、兄の死の理由について探求するしかないと考える。
なぜ、兄はひきこもり、そして衰弱死したのか。そこには「コンセント」というキ-ワ-ドが浮上してくる。その謎解きをしながら、ユキは自分の内面世界へと踏み込んで行く。

<感想>
読みやすい。
偶然かどうか、このコンセントを読み終えた直後、私は<肺炎>で倒れた。
なんか因果関係があるんちゃうの?と思わせるほど、
神がかり的な内容・精神学・心理学との関わりのある小説。
「ひきこもり」を題材にしていたり、
パソコンやインターネット用語(OSやハードディスクなど)を気持ちの説明に使うなど
いかにも現代小説。また、文章がエロティク。
こういうのって否定しないけど、賛成も出来ない私って・・・・古いのか?(笑)
共感するとか、しないとかそういう内容の小説ではないが、
こんな考え方もあるのかよぉ?が感想。

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