奥田英朗 書籍評

空中ブランコ 奥田英朗 著

投稿日:2010-03-04 更新日:

<あらすじ>
空中ブランコのジャンプが出来なくなってしまったサーカス団の団員。
先端恐怖症のヤクザ。
先輩教授のカツラを剥がしたくて仕方がない強迫観念に襲われる講師。
球界1の3塁手が1塁へのスローインが出来なくなってしまうプロ野球選手。
嘔吐症と強迫症に悩む売れっ子女流小説家。
今回は5人の患者が伊良部病院の精神科を訪れる。
しかし精神科医の伊良部は、5歳児並の感性の持ち主。
こんな医者に診てもらってていい?と一方で悩みながらも
伊良部の奇行に病気で悩むことに馬鹿馬鹿しくなってしまう始末。
彼の治療は意図したものなのか?
大好評の前作『イン・ザ・プール』から二年。
欲望の赴くままに、伊良部が再び暴れ出す。

<感想>
「イン・ザ・プール」から2年。
痛快・伊良部先生を待ってた私。
前回作に比べ勢いでは前作より落ちるとは思うが、それでもどれもおもしろく巧くまとまっている。「空中ブランコ」する伊良部を想像するだけで笑える。
5編の中で私が好きなのは、義父であり病院を牛耳っている教授の
明らかに見え見えのカツラを思いっきりはぎ取りたくなる強迫観念に悩まされる講師の話。私もそうなんだよねぇ~。分かり切ってるカツラを見ると「みんなの前ではぎ取りたい!」っと思うしね(笑)
「イン・ザ・プール」と共に読まれることをお薦めします

-奥田英朗, 書籍評

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