ドラマ(シリアス、ハートフル) 映画評

THE TERMINAL *ターミナル*

投稿日:2005-02-08 更新日:

2004年/米

監督 :スティーブン・スピルバーグ

CAST:
トム・ハンクス 、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、
スタンリー・トゥッチ、チ・マクブライド、ディエゴ・ルナ、
バリー・シャバカ・ヘンリー、クマル・パラナ、
ゾーイ・サルダナ、エディ・ジョーンズ、マイケル・ヌーリー

<STORY>
東欧クラコウジアからニューヨークに来たビクター・ナボルスキーは、入国ゲートで職員に呼び止められた。渡航中にクーデターが起こり祖国が消滅、パスポートが無効になってしまったというのだ。彼の目的地は「ラマダ・ホテル」。ニューヨークは目の前なのに、パスポートがなければアメリカに入国もできず、国情が安定するまでは帰国することもできない。彼は、空港で生活することを余儀なくされる。ビクターがニューヨークに来た目的は?彼が大切にしている缶の中身は?片言の英語しか話せないビクターは、「約束がある」と言うだけだった。

<感想> 評価 ★4
言葉の通じない国で想像を越える事態が起き、状況把握もできないままにターミナル(JFK空港)にとどまることを余儀なくされたら? 冒頭のビクターの孤独は日本人なら理解できるだろう。
超大国アメリカは人種のルツボ。そのアメリカの空の玄関口「JFK空港」=『ターミナル』はアメリカそのものとして映る。誰もが他人に優しさを見せない。言葉が通じないと何も始まらない。そんなターミナルで祖国をなくした無国籍の主人公ビクターは途方にくれる。でも、ビクターは逞しい。生きる術を身につけている。そして優しさと愛嬌を持っている男である。そう、キャスティングがこの映画をより良くしていると思のだ。純粋で素朴でウソのつけない子供ぽっさの残る異邦人:ビクター役はトム・ハンクスだからこそ魅力を持つと思う。たどたどしい英語もおかしくて可愛くて気持ちを和ませてくれる。脇を固めるキャストも個性的で素晴らしい。
キャサリン・ゼダ=ジョーンズ、あまり好きじゃなかったんだけどアメリアはチャーミングだった。
映画の進み方が良いテンポで、舞台がターミナルだけなので季節感を感じられず、なかなか時系列把握ができなかったが、ビクターは9ヶ月もターミナルで生活をしたと言う設定である。そりゃ、英語もうまくなるわな。と言うワケで後半のビクターは少し訛って片言っぽいが言葉の不自由さを感じさせなくなっているが・・・それもファンタジーぽい映画に免じて許そう。
ところでスピルバーグ、過去作品と少し変わってきてる気がする。

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