2003年/香港 監督 :アンドリュー・ラウ、アラン・マック CAST: トニー・レオン、アンディ・ラウ、 アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、 サミー・チェン、ケリー・チャン |
<STORY>
18歳の二人の青年は、皮肉にもそれぞれ同時期に、警察とマフィアに身分を隠して潜入することを命じられる。そして、10年後。覚せい剤勢力の一斉検挙をもくろんでいた警察は、マフィアに潜入するヤン(トニー・レオン)から大きな麻薬取引が行われるとの情報を受ける。緊張感みなぎる中、水面下での捜査が展開されるが、警察に潜入するラウ(アンディ・ラウ)からもその機密情報がマフィアに流れ、検挙も取引も失敗に終わった。双方に内通者の存在が明らかになり、裏切り者探しに乗り出す警察とマフィア。そして、遂に二人が対決する時がやってきた…。
<感想> 評価 ★ 4
香港映画が苦手な私を「もう1度みたい」と思わせた映画がコレ。かなりいいと思う。
原題の「無間道」とは、地獄の最下層で一度踏みこんだら抜け出せない恐ろしい責め苦の場を指すらしい。この考え方は日本人にとってキリスト教のよりも仏教的で入りやすい。
Storyは、唐突に始まる感じがあり惜しいと思う。しかし、ソレがスピード感を感じさせ、映画をおもしろくさせている点でもあるのでイマイチ状況を理解できないまま始まっても許せる範囲ではある。前半1/4で状況把握は可能。補足すると、18歳のほぼ同じ頃に警察学校にいたラウ(アンディ・ラウ)とヤン(トニー・レオン)。ラウは実は香港マフィアの指令を受けて警察に潜入。ヤンは退学という形を見せながらウォン警視に洞察力を買われマフィアに潜入する。そして十年後に、不思議な因縁、もしくは避けがたい宿命で二人は対決することになる。と言う前触れがあるワケだ。脚本がしっかりしているし、緊迫感・スピード感があり話の展開がいいテンポなのが魅力。バイプレイヤーのウォン警視の存在も素晴らしい!トニー・レオンが<良心>に苦しみながらも悪を演じることに苦悩する男を演じ、エリート警察官で善の象徴のアンディ・ラウが、彼の中に潜む<悪>を演じると言うコントラストも非常にいい。
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