アスペクツ・オブ・ラブ(初)京都劇場

劇団四季
劇団四季観劇記

個人的に忙しかったのと、リピートしたい演目がなかったのでご無沙汰になっていた四季ですが、久々に行ってきました10ヵ月ぶり
初の「アスペクツ・オブ・ラブ *恋はすべてを変える*」
しかも初日

 ひとり観劇でございますぅ。

京都駅に着くなり、人・ひと・ヒト・人・・・・・・なんですか?この状況は?
っと思いつつ改札を通った瞬間、聞こえてきたのが
コンコンチキチン コンチキチン
祇園祭の宵山じゃんかねぇ~そりゃ鬼ほど混んでるワケだわ 🙁 

20120720_2714510祇園祭宵山に湧く京都で私が味わうミュージカルは、フランスを舞台にした演目
ミュージカルの巨匠:アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲の演目です。

ロイド=ウェバーはミュージカル好きの中では有名な作曲家。
『キャッツ』『オペラ座の怪人』『エビータ』など世界的大ヒットミュージカルを生み出し、現代のモーツァルトとも称される人物。
そのカレが、「自らの最高傑作」と言って憚らないのが『アスペクツ オブ ラブ』と言うのだから以前から関西に来た際はかならず見ようと決めていました。

そしてこのたび14年ぶりの関西上演!

このミュージカルの有名な曲には「Love Changes Everything」が」あります。
プロローグとエピローグに流れるこの曲が耳について離れない状況。
それだけロイド=ウェバーの曲には不思議な魅力があるんだろうなって思います。

storyは、フランスのモンペリエ。22歳の若き女優:ローズ。彼女のファンであるアレックス17歳。このふたりが出会い、その後アレックスの叔父のジョージが加わることでこの3人を中心にして恋愛愛憎劇を15年の歳月として表現した作品です。
ぶっちゃけ、感覚がフランスなんです恋愛に奔放ヒロインのローズはアレックスを好きでありつつ、大人のジョージに惹かれます。
それはわからなくもないけれど、出兵していたアレックスが12年後に戻って来たら、ジョージと結婚してるローズは、拒絶しつつもアレックスの若い情熱に押されてまたまた関係しちゃいます。ま、焼けぼっくいって事でコレも認めるとして、挙げ句、12歳の娘:ジェニーがいるのに若いツバメ:ヒューゴまでいるって事実。じゃぱにーずな私は誰に感情移入したらいいだかわからぬままに終演でございました
Storyはさておき、ミュージカルとしての感想
今回は初日を見たかったので、やや真ん中より後ろの席だったためか、舞台のキャストの表情までは見えませんでした感情移入できなかった理由はコレもあると思います。
とは言え、佐渡さんはやはり美しい美声です。

ラストの方で、ローズ家の元を離れる決意をするアレックスに向けて歌いかける「Anything But Lovely」はグッと来ました。心のどっかで、(このワガママ勝手なローズがっ!)って反発する気持ちがあるクセに、佐渡さんが歌い上げるその感情は、女性ならわかる切なさが伝わってグッと来ました。
やはり佐渡さんが素晴らしいからだと思います。
2011年「アイーダ」のアムネリアス以来です。
スタイルもいいし、気品のある役柄には佐渡さんはピッタリ。
中井さんは、「オペラ座・・」の2011/04/15 のラウル以来でした。
丸1年経ってるワケですね~。
ちょっとスリムになられたかな?初々しいアレックスのイメージではあります。
声も魅力的ですね。
ジュリエッタの笠松はるさんも中井さんと同じく2011年の「オペラ座」のクリスティーヌ以来。安定感って感じです。
アンサンブルに「コーラスライン」のマイクだった斉藤洋一郎さんがいたのがうれしかったです。
みんながんばってるんだな@
今月末に2度目の「アスペクツ・・」予定。今度はイベント付
2度目のこの演目をどう感じるか楽しみではあります。
でもね、ここ数年で、好きだった役者さんが次々退団・休団されて、ほんとうに淋しいです。
これは仕方のないことだとわかっているのだけど、ファンとしはテンションが下がるのも事実。
秋には大阪に待ちに待ったライオンキングがやってきます。
12年ぶりの大阪!どれだけ待ってたことか!(「キャッツ」も待ってるけど)

最近、金森勝さんのお名前も見ないんだけど(涙)
ぜひカレのスカーで大阪公演を開幕してくれることを信じてチケットを獲る予定。

<本日のキャスト>
ローズ:佐渡寧子  アレックス:中井智彦  ジョージ:村 俊英
ジュリエッタ:笠松はる マルセル:寺田真実 ジェニー:栗城 唯
ヒューゴ:佐久間 仁 エリザベス:佐和 由梨
男性アンサンブル:
畠山典之 斎藤洋一郎 浜名正義 白瀬英典 名児耶 洋  塚田拓也
水野 言
女性アンサンブル:
岡本瑞恵 小島由夏 廣本則子 大岡 紋  石川杏菜  川井美奈子
徳永真理絵

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